半分以上を初公開素材で構成『私は、マリア・カラス』公開&予告解禁
音楽史に名を残す不世出のオペラ歌手、マリア・カラスの実像に迫った映画『Maria by Callas(原題)』が、邦題を『私は、マリア・カラス』として、12月より劇場公開されることが決定。公開された予告編は、生前の彼女を捉えた貴重な映像で構成されている。
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本作は、個性的な歌声と高度なテクニックを自在に操る歌唱力、エキゾチックな美貌で世界中の音楽ファンを虜にしたディーヴァ、マリア・カラスの魅力に迫る音楽ドキュメンタリー。
監督のトム・ヴォルフは3年にわたる“真のマリア・カラスを探す旅”を敢行し、彼女の未完の自叙伝やこれまで封印されてきたプライベートな手紙、自宅でリラックスする姿や、友人たちと豪華クルーズを楽しむ姿などを収めたプライベートフィルムを発掘。さらに熱狂的なファンが無許可で撮影したパフォーマンスや、放映がお蔵入りになったテレビのインタビュー映像など、劇中の50%以上が“初公開”の映像でつづられている。
また、これまでモノクロだった映像は、写真を基にカラー化され、世紀の歌姫の姿を鮮やかに映し出す。そして未完の自叙伝で語られる言葉、友人や愛する人に宛てた手紙を朗読するのは、映画『永遠のマリア・カラス』でカラスを演じたファニー・アルダンが担当する。
このたび公開された予告編は、カラスの「2人の私がいるの。マリアとして生きるにはカラスの名は重すぎる」という独白からスタート。そして彼女の美しい歌声にのって、生前の彼女を捉えた貴重な映像が惜しげも無く映し出される。
予告編と併せて解禁されたポスタービジュアルは、強い眼差しをこちらに向ける彼女の印象的な姿を配したデザインに仕上がっている。
映画『私は、マリア・カラス』は12月より全国順次公開。