“ハマーやイタリアン・ホラーのよう” J・ワンが語る『死霊館のシスター』

いよいよ明日公開を迎えるホラー映画『死霊館のシスター』より、全世界で1350億円超えの驚異的な興行収入を叩き出した『死霊館』シリーズの生みの親、ジェームズ・ワンが最新作をはじめとするシリーズ愛を語ったインタビュー映像が公開された。
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実際に起きた心霊現象を映画化した『死霊館』(2013)が全世界で360億円以上の興行収入を記録した後、大ヒットホラーシリーズへと成長した同シリーズ。最新作『死霊館のシスター』では、バーク神父と見習いシスターのアイリーンがシスターの自殺の真相を探るうち、悪魔のシスターと呼ばれる“ヴァラク”と対峙する。シリーズの恐怖の原点を描いた同作は全米公開するや、過去作の中でも最高のオープニング成績を収め、華々しいスタートを切っている。
『死霊館』のメガホンを取り、続くシリーズ全作の製作に携わるジェームズ。解禁されたインタビュー映像では、ヴァラクをシリーズ最新作の主人公にしたきっかけについて、「(監督を務めた)『死霊館 エンフィールド事件』のときに悪魔のシスターに人気が集まった。だから自然にそのシスターを主人公にした物語ができたんだ」と説明。続けて、「彼女はどこから来たのか? その起源を探る旅が始まった。そして彼女はどこに向かって行くのか?」と語り、本作の見どころをうかがわせている。
ジェームズは、「『死霊館』ユニバースの世界はとても自然な形で膨らんできたと思う。無理にそうしようとしたわけではないんだ。ただ僕自身がこのジャンルのファンとしていろいろな物語を見たいと思った」と、『死霊館』シリーズに対する愛を熱弁。
最新作『死霊館のシスター』について、「中世に遡る舞台設定。そして1950年代の東ヨーロッパ。それだけじゃない。この物語は不気味な修道院で起こる東欧とその時代の独特な雰囲気、中世を舞台にしたこれまでのホラー映画にはなかった作品だと思う」と話し、「ワクワクする、長い間観なかったハマー社やイタリアのホラー映画のようだ」と興奮気味に語っている。
映画『死霊館のシスター』は9月21日より全国公開。