『麻雀放浪記2020』 漫画&映画の同時進行企画が発表

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俳優の斎藤工主演、白石和彌監督で2019年4月に公開される映画『麻雀放浪記2020』が、漫画版との連動企画であったことが発表された。
【写真】『麻雀放浪記2020』で主演を務める斎藤工
『麻雀放浪記2020』は、不朽の名作として読み継がれている阿佐田哲也のベストセラー小説『麻雀放浪記』が原案。2020年、オリンピックが中止されてしまった東京を舞台に、1945年の“戦後”からやってきたという坊や哲が、麻雀で死闘を繰り広げる。
このプロジェクトの始まりは2016年にさかのぼる。麻雀漫画界の老舗雑誌『近代麻雀』に本企画の相談が持ち込まれた。編集部に企画への協力を求めたところ、すぐさま快諾。脚本作りには、ギャンブル漫画の大家・片山まさゆきが参加し、阿佐田哲也のスピリッツが受け継がれた、驚くような物語の骨格が作り出されていった。
さらにその後、片山が作り出した、大胆なプロットを基に、映画版は白石監督のもと、脚本を『殺し屋1』の佐藤佐吉が執筆し、撮影へ。同時に『近代麻雀』では、2018年6月より漫画版の連載がスタートした。
映画版と漫画版のストーリーは、設定こそ同じものの、クライマックスでそれぞれ何が起こるのかが、全く明かされていない。『麻雀放浪記2020』の全ぼうを知るためには、漫画版と映画版の両方をその目で確かめるしかないとのこと。漫画版の連載は、これから佳境へと入る。漫画版の最終回は映画版の公開する直前となる2019年春に予定されている。
映画『麻雀放浪記2020』は2019年4月5日全国公開。