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『劇場版 幼女戦記』4DX版、圧巻の空中戦と銃撃戦を“全身”でリアルに体感

アニメ

『劇場版 幼女戦記』4DX版は全国公開中
『劇場版 幼女戦記』4DX版は全国公開中(C)カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/劇場版幼女戦記製作委員会

 今年2月より公開され、好評を博しているアニメ映画、『劇場版 幼女戦記』。その4DX版上映が4月5日よりスタートし、早速体験。4DX版は、2D版とはまた違った新たな面白さが感じられ、座席の動きと共に、エアショットや光の効果もあり作品世界をより深く楽しむことができる。

【写真】『劇場版 幼女戦記』フォトギャラリー

 『劇場版 幼女戦記』は、カルロ・ゼンの戦記ファンタジー小説を原作にしたアニメ『幼女戦記』の劇場版。創造主を名乗る「存在X」により日本人サラリーマンから孤児の少女として別世界に転生、20世紀初頭の欧州に似た“魔法技術”が存在する世界で、天性の魔導の才能から軍人として頭角を表していくターニャ・フォン・デグレチャフ少佐の姿を描いてゆく。

 今作は2017年に放映されたTVアニメシリーズの続編的内容となり、ターニャ率いる帝国軍第二〇三航空魔導大隊と、殺されたアンソン・スーの娘であるメアリー・スー准尉、メアリーの所属する連合王国主導の多国籍義勇軍らの闘いが中心となる。

 今回4月5日からスタートした4DX版は、モーションチェア(座席)が映画のシーンに合わせて上下左右に動いたり、水や風、雷のような閃光だけでなくエアショットや煙などの環境効果が加わり、映画をアトラクションのように体感できるというシステム。

 『劇場版 幼女戦記』は、いわゆる“戦記もの”であり、かつ“魔法”が存在するという世界設定。当然、一番の見どころは魔法を駆使したアクションシーンなのだが、4DXの効果がもっとも現れているのがこの闘いのシーンだ。ターニャら魔道師らは基本的に生身で空中を自在に飛び回り、銃で相手を攻撃していく。

 本編がスタートするやいなや、この攻撃シーンが展開されるのだが、上下左右に動くチェアの動きと、すぐ間近で銃が撃たれているかのような振動が同時にやってくる“かつてない体感”は、他の映画ではまず体験できないもの。足先から頭のすぐ横までエアショットが全身に打ち込まれ、爆発が起こるたびにシートの振動が体を揺さぶり、魔法が発動する場面ではフラッシュの閃光が走る。4DXアクションのおかげで、砲弾が常に体スレスレに飛び交う感覚をリアルに感じられるというわけだ。

 また、戦争世界を舞台とした人間同士のドラマ部分もこの作品の大きな魅力。特に今回はターニャと、ターニャを父の仇として憎むメアリー・スーの関係性が物語の中で大きな比重を占めている。彼女らの関係性は単なる勧善懲悪ではなく、互いの“正義”を信じる者同士の闘い。2人のぶつかり合いの激しさをモーションチェアの振動やエアショットでリアルに感じ、スモークでまるで土煙が立つ戦場に本当にいるような気分になる4DXの演出は、ストーリーを肌感覚で理解するための手助けとなっているのだ。

 また、復讐に燃えるメアリー・スーとターニャの闘いの場面は、最初の邂逅シーンから迫力満点! たっぷりと時間がとられるだけでなく、激しい空中戦ということもありモーションチェアの動きも、撃ち込まれるような動きもかなり強め。この効果が2人の魔力の強さを観客の体に実感させ、その先の展開がより期待させられるものに。

 当然物語のハイライトは、彼女らの2度目の邂逅であり、最大のバトルシーン。市街地を飛び回りながら互いに銃撃を繰り出す場面では、アニメーションの凄まじい描写力とともに、全身で感じられる砲弾の感触、爆発の閃光が目まぐるしく襲ってくる。燃え盛る炎の熱まで感じられるのは4DXならではだ。(文:川口有紀)

 4DX版『劇場版 幼女戦記』は、全国公開中。4DX版来場者特典として、35mmフィルムコマが配布される(数量限定の為、なくなり次第終了)。

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