『バースデー・ワンダーランド』原恵一監督が自分の殻を破った3つの初挑戦
■(3)本格的なファンタジー映画に挑んだこと
原監督は『河童のクゥと夏休み』『カラフル』『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』など、これまでの作品で普段の日常を切り取って描いており、誰も見たことがない世界を舞台にしたファンタジーは初となる。
「本格的なファンタジー映画は初めてでしたが、人が作るファンタジー映画に興味はないです。ただ、安易なファンタジー映画が蔓延しているし、僕は自分自身の越えられない高い山を越える作品を作りたい。お客さんを見ている間ずっと釘付けにしたい、見終わった時にお客さんを圧倒させたいという思いで制作しました」と、本作への熱い思いを吐露した原監督。。
『クレヨンしんちゃん』シリーズをはじめ、大人の心に響くアニメーション作品を世に送り出してきた原監督だが、「今までやってこなかったことに挑戦した作品。傲慢ではなく、見る人をずっと釘付けにする“レッテルを貼られない映画”ができたと思う」と自信たっぷりにコメントしている。
映画『バースデー・ワンダーランド』は4月26日より全国公開。