クリント・イーストウッド監督、アトランタ五輪の爆破事件を映画化か

関連 :
日本では3月に公開された最新の監督作『運び屋』で、約10年ぶりに主演を務めた俳優兼監督のクリント・イーストウッド。次回作は米ディズニー傘下になったFOXが進めている、1996年のアトランタ五輪の爆破事件を描く『The Ballad Of Richard Jewell(原題)』になる可能性があるという。海外メディアDeadlineが報じた。
【写真】ハリウッドの重鎮「クリント・イーストウッド」フォトギャラリー
『The Ballad Of Richard Jewell(原題)』は実話に基づく。1996年のアトランタ五輪で警備員だったリチャード・ジュエルさんが、公園で爆弾を発見したヒーローから、一転して容疑者扱いされる姿を描く。ジュエルさんは3ヵ月後、FBIによって容疑者から除外されたが、自信や評判を完全に取り戻すことはできず、健康も害したとのことだ。その後、警官になったジュエルさんは、2007年に心臓発作により44歳の生涯を閉じたという。
同作は数年前に俳優のジョナ・ヒルがジュエルさん役を務めると報じられていた。俳優のレオナルド・ディカプリオは、ジュエルさんの友人兼弁護士役の候補に挙がっていた。レオナルドは自身の製作会社アピアン・ウェイを引っ提げ、引き続き同作で製作を務めるそうだ。
脚本は映画『キャプテン・フィリップス』のビリー・レイが執筆している。キャストは現時点で未定。イーストウッド監督は今夏の撮影を目指し、キャストを決めることが見込まれるという。