初の映画単独主演を務めたTAKAHIROを監督が絶賛!「相当器用で、感受性が豊か」

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EXILEのヴォーカリストで俳優としても活躍するTAKAHIROが、映画で初の単独主演を務めた『僕に、会いたかった』が、5月10日(金)より公開される。それに先立ち、錦織良成監督と、本作でも描かれる“島留学”の制度を創った「地域・教育魅力化プラットフォーム」の代表理事・水谷智之氏によるスペシャルトークショーが、4月22日に渋谷のユーロライブで開催された。
【写真】TAKAHIROらキャストがロケ地の高校にサプライズ登場!
本作の舞台は、壮大な自然が残る島根県の隠岐島。事故で記憶を失くした元漁師の徹(TAKAHIRO)が、母や島の人々、本島から島へ来る留学生たちとふれ合うなかで、家族の絆を取り戻していく姿を描く。TAKAHIROのほか、山口まゆ、柴田杏花、板垣瑞生ら今、旬の若手俳優たちが出演し、松坂慶子、小市慢太郎ら実力派のベテランが物語を支えている。
映画を観終わった直後である水谷氏は「今、感動しているので、フラットじゃないかもしれない。でも、映画の温度感、包まれている感がすごい。理屈を超えた温度感、安心感を目の当たりにした感じでした」と感極まった様子だった。
錦織監督は「最初はもっと硬いストーリー展開だったけど、それをEXILEのHIROさんやプロデューサーと話し合って、こういう形になりました。そう言っていただいて、正直ほっとしました」と柔和な笑顔を見せた。島留学の制度について錦織監督は「島留学と聞くと、すごく先入観があると思うけど、行ってびっくりしたのは、高校生たちが本当に前向きな点でした。え?本当に高校一年生?と驚かされる。みんなが明るくて、自分の言葉でしゃべる子が多かったです」と感動しきりだった。
記憶を失った元漁師という難役を務めたTAKAHIROの演技について錦織監督は「彼は相当器用で、感受性がものすごく豊か」と絶賛。彼が泣くシーンについては「テストの時から泣きっぱなし。泣き待ちではなく『泣かないでくれ』とお願いした感じです。彼は役になりきって、島に溶け込んでくれました」と賛辞を送った。
さらに、客席からの質問で、「想像以上の仕上がりになったシーン」について尋ねられた錦織監督は「いっぱいありますが、最後のTAKAHIROくんの表情です。あの表情がすべてを物語っていたので、カットをかけずに10分以上、撮り続けました」と手応えを口にした。また、監督は最後に「TAKAHIROくんや松坂慶子さんたち、スタッフと共に作ったこの映画は、島の人たちと一緒に作った共同作品です」と力強くアピールした。