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佐野勇斗、『里見八犬伝』で舞台初主演 憧れの山崎賢人の跡を継ぐ

エンタメ

 俳優の佐野勇斗が、今秋上演されるアクションスペクタクル時代劇『里見八犬伝』で舞台初主演を務めることが発表された。

【写真】「佐野勇斗」フォトギャラリー

 滝沢馬琴原作の本作は、知勇に優れ、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の8つの玉に導かれた8人の勇猛果敢な犬士(剣士)たちが出会い、立ちはだかる悪霊集団に果敢に挑み、戦いの末に悪を打ち滅ぼしていくという壮大な歴史ドラマ。

 故・深作欣二監督が手掛けた1983年公開の映画版でも知られるが、舞台版は息子の深作健太が演出を担当、鈴木哲也の脚本で、これまで2012年、14年、17年に上演されている。2年5ヵ月ぶり、4回目の上演となる今回は、キャストを一新して改めて作品の原点に立ち返り、内容をさらにグレードアップ。14年と17年の舞台で主演を務めた山崎賢人の当たり役である犬塚信乃役を、日ごろから山崎を慕っている後輩の佐野が引き継ぎ、新たな信乃役を創造する。

 主演の佐野は「こんなにもスケールの大きい作品に舞台経験もほとんどない僕が、座長を務めさせていただいていいのか、正直とても悩みました。ですが、昔から殺陣にものすごく憧れがありましたし、何より犬塚信乃は、僕の尊敬する先輩である山崎賢人さんが演じられていた役柄ということもあり、役者としても、人としても成長したい、そして先輩に少しでも追いつきたいという想いから、挑戦させていただくことを決めました」と話し、「僕の役者人生をかけて全力で挑みたいと思います」と意気込んでいる。

 演出の深作は「震災の翌年に生まれ、復興への祈りを込めて、数多くの素敵な役者さん達と一緒に作って来た『里見八犬伝』。特に思い入れの強い作品だけに、前回の2017年版が最後と思っていましたが、あえてもう一度、新しい世代に想いを伝えるべく、今回の演出をお引き受けする事になりました」とした上、「佐野勇斗さん演じる犬塚信乃は野良犬のような男です。ハングリーな瞳を持つ佐野さんはじめ、新たな八犬士が、令和の時代にどんな新しい<一字>を刻むのか。新コンセプトで挑む、光と闇の壮絶な戦いにご期待ください」とコメントしている。

 舞台『里見八犬伝』は、10月14日に千葉県南総文化ホール大ホール、10月17日~21日に東京・なかのZERO大ホール、11月2・3日に大阪・梅田芸術劇場メインホール、11月23・24日に愛知・名古屋文理大学文化フォーラム大ホールにて上演。

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