唐沢寿明、『トイ・ストーリー』ロングヒットは「サザンオールスターズ状態」

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俳優の唐沢寿明が27日、都内で映画『トイ・ストーリー4』のジョシュ・クーリー監督とプロデューサーのマーク・ニールセンの来日スペシャルイベントに出席。メインキャラクター、ウッディの日本語吹き替え版を長年務め、世代を超えて愛される「トイ・ストーリー」シリーズの人気ぶりを「日本で言うところのサザンオールスターズ状態(笑)」だと評した。
【写真】映画『トイ・ストーリー4』来日スペシャルイベントの様子
同作は、ピクサー・アニメーション・スタジオが手がける「トイ・ストーリー」シリーズの続編。ウッディ(唐沢)やバズ・ライトイヤー(所ジョージ)が、手作りオモチャ・フォーキー(竜星涼)が持ち主のもとから逃げ出したのを連れ戻そうと奮闘する姿を描く。イベントには、唐沢や所のほか、竜星、主題歌を担当したダイアモンド☆ユカイ、クーリー監督、ニールセンが出席した。
クーリー監督は、今作を製作したきっかけを問われて「『トイ・ストーリー3』の最後を見て、マークも私も『これでシリーズ最後だ』と思っていた。でもよく見ると、3はウッディとアンディの関係が終わっただけ。ウッディにはまだ物語があると気がついた。それに気がついて、ウッディの今後を話し合っているうちに、まだまだ語ることやできることがあると思って、非常にワクワクしたんだ」と明かした。
唐沢は今作について「ちょっと驚いた。今までの展開とは丸っきり違った。スケール感がスゴくなっています。終わった感じがしない。まだまだ続きそうな雰囲気がある終わり方だと思います」と感想をコメント。本シリーズは「皆成長していく。1から見ている人たちは、映画と一緒に成長していると思います。子どもの頃から見ている人たちが、家族を持っても、またその子どもに1から見せることができる。何ていうんですかね…日本で言うところのサザンオールスターズ状態(笑)。3世代くらいが愛していて、古さを感じません」と評価した。
今や、約23年間の歴史を積み重ねてきたウッディとバズ。所は「(バズ役を)何年とやっているので、バズ・ライトイヤーの映像を見ると『オレだ』と思っちゃう自分がいる。だから、悲しい目に遭ってほしくないね」と話し、「唐沢さんはウッディそのまま。真面目。私も、キャラクターに合わせていく感じになっている。勘違いしたまま生きていくみたいな」と笑った。
会場では、本作にちなんで、登壇者らがオリジナルの“巨大フォーキー”作りにチャレンジ。またユカイが日本語版主題歌『君はともだち』を披露し、「(本シリーズで)23年間前からずっと歌っているダイアモンド☆ユカイです。歌っているのは、唐沢寿明さんじゃありませんよ」と言って会場を笑わせた。
映画『トイ・ストーリー4』は、7月12日より全国公開。