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『ライオン・キング』監督が語る、最先端VRを使用した“超実写版”の世界

映画

映画『ライオン・キング』場面写真
映画『ライオン・キング』場面写真(C) 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

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ジョン・ファヴロー

ドナルド・グローヴァー

ビヨンセ

 往年の名作アニメを“超実写版”としてよみがえらせるディズニー最新作『ライオン・キング』より、ジョン・ファヴロー監督のコメントが到着。過去に手掛けた映画『ジャングル・ブック』(2016)との違いや作品に込めた思いなどを語っている。

【写真】“超実写版”『ライオン・キング』フォトギャラリー

 本作は、雄大なアフリカの大地を舞台に、王家の一族に生まれた子ライオンのシンバが自らの運命を受け入れ、“真の王”となる姿を描く。声優は、主人公シンバ役を俳優、歌手、作曲家など多彩な才能を持つドナルド・グローヴァー、その幼なじみのナラ役を世界の歌姫ビヨンセが務める。

 マーベル作品や映画『スター・ウォーズ』のドラマシリーズなどで、監督、役者、脚本家など幅広く活躍するファブロー監督。2016年に監督を務めた映画『ジャングル・ブック』では、ファブロー監督の指揮のもと、ハリウッド最高峰の製作チームが集結。現実には存在し得ない“人間味”あふれる動物たちと、美しいジャングルを生み出した。

 『ジャングル・ブック』では、主人公の男の子モーグリ以外のキャラクターはすべてCGアニメーションで作られ、モーグリを中心に周りの動物たちが製作された。しかし『ライオン・キング』には、本物の人間や動物、風景は一切登場しない。

 ファブロー監督は「モーグリという肉体的な要素がひとつなくなったことで、ブルースクリーンを利用したり、実際的なセットを使用したり、本物のカメラを使わなければならないという限界から私たちは解放され、すべてがヴァーチャルになった。実物を通して撮影する必要がなくなったことで、全く新しいアプローチを撮るためのドアが開かれたんだ」と振り返る。

 『ライオン・キング』では、モーグリのような基準にする物体がなくなったことで、ヴァーチャルの世界を舞台に映画を製作できる状態に。ファブロー監督は「(『ライオン・キング』は)『ジャングル・ブック』とはまったく違う感覚だよ。簡単に言えば、この映画を作る目的だけのために存在するVRフィルムメイキング・ゲームを築き上げたんだ」と製作の舞台裏を明かす。実物とキャラクターを合わせなければならないという制限から解放され、映像の可能性が無限大に広がったのだ。

 さらに、ファブロー監督は「私は人々に、“これは、今でも『ライオン・キング』だ”と感じてもらいたい。その一方で、“どのようにして人々を驚かせ、新鮮で新しいものだと感じさせることが出来るのか?”ということも大事にした」と今作に込めた思いも語る。

 1994年のアニメーション以来、舞台や音楽など、形を変えて世界中で愛されてきた『ライオン・キング』。その決して色褪せない魅力を残しつつも、最先端のVR技術を駆使して作られた“超実写版”の映像美によって、新鮮な作品へと仕上げたファブロー版『ライオン・キング』に期待したい。

 映画『ライオン・キング』は8月9日より全国公開。

映画『ライオン・キング』日本版予告編

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