『いだてん』27回、田畑、“天才少女”前畑秀子と運命の出会い

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NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』、今週放送の第27回「替り目」では、アムステルダム五輪での水泳選手団の活躍を受け、田畑政治(阿部サダヲ)は次回ロサンゼルス大会での必勝プランを練っていた。
【写真】上白石萌歌が演じる“天才少女”前畑秀子 『いだてん~東京オリムピック噺~』第27回フォトギャラリー
同じころ、現役を引退した金栗四三(中村勘九郎)のもとに兄・実次(中村獅童)が上京し熊本に戻るよう告げるが、後進の育成の夢を抱える四三は葛藤する。
水泳大国を目指す田畑の悲願だった神宮プールが完成し、そのこけら落としとなった大会で田畑は天才少女・前畑秀子(上白石萌歌)と運命の出会いを果たす。
先週放送の第26回「明日なき暴走」では、アムステルダムオリンピックに向け日本の水泳も参加が決まり、高石勝男(斎藤工)、鶴田義行(大東駿介)ら11人の選手団が結成に。田畑は監督を希望したが、上司の緒方(リリー・フランキー)から許可が出ず、東京で仕事をしながら見守ることに。アムステルダム五輪で特に注目を集めたのは、今大会から正式種目になった女子陸上の人見絹枝(菅原小春)だった。国内の大会ではいくつもの種目で日本記録を生み出し、ついには100mで12秒4の世界記録を打ち出す。
そしてオリンピックが開幕。だが絹枝はプレッシャーに押しつぶされ、期待された100mで惨敗。このままでは日本の女子スポーツの未来が閉ざされる、このまま日本には帰ることはできないと、絹枝は悲壮な決意で未経験の800mへ参加する。慣れないレースに苦戦するも必死の走りを見せ、見事銀メダルを獲得。しかも世界新記録をたたき出した。
一方、水泳でも鶴田が平泳ぎ200mで金メダルを獲得したのをはじめ好成績が相次いだ。日本に戻った水泳選手団は大歓声で迎えられ、田畑と選手たちは次に向け打倒アメリカを誓い合う。また銀メダリストの絹枝は帰国後テレビでシマ(杉咲花)への感謝を語り、女性たちにスポーツの素晴らしさを伝え、そしてどんどん世界へ出て行こうと呼びかける。だが3年後、絹枝は24歳の若さでこの世を去る、という内容だった。
NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』第27回「替り目」はNHK BSプレミアムにて7月14日18時、総合テレビにて20時放送。