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池松壮亮、ピエール瀧へエール「また現場で出会えることを願っている」

映画

映画『宮本から君へ』完成披露舞台挨拶にて
映画『宮本から君へ』完成披露舞台挨拶にて クランクイン!

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 俳優の池松壮亮が22日、都内で行われた主演映画『宮本から君へ』の完成披露舞台挨拶に出席。女優の蒼井優と共に、共演したピエール瀧について率直な思いを語った。

【写真】池松壮亮、ピエール瀧への思いを吐露

 本作は、新井英樹の同名漫画を原作とする人間讃歌エンターテインメント。文具メーカー「マルキタ」で働く熱血営業マン・宮本浩(池松)が、愛する女性・中野靖子(蒼井)のために奮闘する様を描く。

 今回のイベントには池松や蒼井の他、井浦新、一ノ瀬ワタル、真利子哲也監督、原作者・新井英樹が登壇した。

 池松は、2018年の実写ドラマ版に続いて、宮本の暑苦しくも切ない生き様を熱演。今回の映画版に関して「平成の意地みたいなものを込めている。(本作で)強烈な人間讃歌、人生讃歌をやりたかった。壮大なラブレターになったのではないか」と評した。

 本作では「誰かの人生のバイブルになってきた伝説の漫画を映画化するにあたって、『何かを捧げないといけないんじゃないか?』という変なモードになった」と明かし、前歯を折られるシーンのために、自身の歯を本気で抜こうと考えるも、周囲の人々に止められたと回想。蒼井に止められた時は「母親に止められている気分になった。妙な説得力があった。『駄作になったらどうするの?』と言われた」と笑った。

 また、本作で共演したピエールについて神妙な面持ちで言及。「(撮影中の)あの人の目は本気だったし、この作品にとんでもなく大きな力を注いでくれた」と感謝を述べつつ、「ピエールさんが間違ったことをしたことに変わりはない」とキッパリ。「私たちは人を罰する力を持つのであれば、それ以上に人を許す力も必要なのではないか。何とか立ち上がって、また映画の現場で出会えることを、今はただ願っている」とエールを送った。

 靖子役の蒼井は、南海キャンディーズ・山里亮太との結婚に関して、観客から「おめでとう!」と祝福されてニッコリ。「自分の存在が不謹慎のような気がしますけど…」と漏らしつつ、池松同様、ピエールについて言葉を選びながらコメント。「私たちはこれからも、映画を作り続ける。『待っている』とも言えませんし…。お互いの人生が交差する時が来たら…、いや難しいな…」と苦戦しながらも、自身の思いを語った。

 靖子の元カレで遊び人の風間裕二に扮した井浦は、開口一番「クソッ!」と吠え、「座長二人がけじめをつけてくれたので」と前置きして、本作を解説。その後、ピエールへの思いを語った池松と蒼井を再び讃え、「今日はますます大好きになった。最高の座長二人のもとで、この作品に一緒に参加し、(作品を)作れたことをうれしく思う」とほほ笑んだ。

 映画『宮本から君へ』は、9月27日より全国ロードショー。

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