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ブルーノ・ガンツ遺作、巨匠テレンス・マリック最新作『A Hidden Life』公開決定

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映画『A Hidden Life(原題)』ビジュアル
映画『A Hidden Life(原題)』ビジュアル(C)2019 Twentieth Century Fox

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 映画『シン・レッド・ライン』や『ツリー・オブ・ライフ』で知られる巨匠テレンス・マリック監督最新作となる映画『A Hidden Life(原題)』が、2020年2月に全国公開されることが決定した。なお本作は、2月にこの世を去った俳優ブルーノ・ガンツの遺作となる。

【写真】2月に亡くなった名優「ブルーノ・ガンツ」フォトギャラリー

 第二次世界大戦下、ナチスの脅威に屈さず、己の信念を貫き通し揺るぎない家族への愛を胸に生きた男の実話を基にした本作。ドイツの侵攻とともにナチスの支配下に入ったオーストリアを舞台に、度重なるナチスドイツの従軍指令とその軍門に降った教会の指示に従わず、ひたすらに自分の信念と妻や娘への愛に生き36歳で殉教した、1人の誠実な農夫、フランツ・ヤゲルシタッターの”知られざる生涯”が描かれる。

 監督・脚本は、第32回カンヌ国際映画祭監督賞受賞、第51回アカデミー賞4部門ノミネートの『天国の日々』(1978)、第49回ベルリン国際映画祭金熊賞受賞、第71回アカデミー賞7部門ノミネートの『シン・レッド・ライン』(1998)、第64回カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)受賞、第84回アカデミー賞3部門ノミネートの『ツリー・オブ・ライフ』(2011)など、独自の美学に貫かれた傑作を生み出し続ける映画監督テレンス・マリック。美しい映像美のみならず、誰もが感動を禁じ得ない、涙を誘うストーリーテリングで、さらなる頂点を極めたとの呼び声も高い本作は、第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品、そして第44回トロント国際映画祭出品が決定しており、早くも本年度の賞レースにおける重要作品として世界中から注目を集めている。

 主演は映画『イングロリアス・バスターズ』や『マリアンヌ』などの出演で国際的にも知られ、本年度の第92回アカデミー賞主演男優賞部門でも有力候補として注目される、ドイツを代表する名優アウグスト・ディール。そのほか、映画『ベルリン・天使の詩』『ヒトラー ~最期の12日間~』などで知られ、惜しくも今年2月に亡くなり本作が遺作となった名優ブルーノ・ガンツが、重厚な物語をしっかりと支える。

 カンヌ国際映画祭の公式上映後絶賛を受けた本作は、ハリウッドのメジャースタジオや配信大手など6社による争奪戦の末、FOXサーチライト・ピクチャーズが北米、イギリス、日本を含む主要国の配給権を獲得。現地時間9月9日にはアカデミー賞に最も近い前哨戦として名高いトロント国際映画祭での公式上映も控えている。

 映画『A Hidden Life(原題)』は2020年2月公開。

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