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アントン・イェルチンがドラッグの売人を熱演『サラブレッド』本編&監督コメント到着

映画

映画『サラブレッド』場面写真
映画『サラブレッド』場面写真(C) 2019 Universal Studios. All Rights Reserved.

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アントン・イェルチン

オリヴィア・クック

アニャ・テイラー=ジョイ

 2016年に不慮の事故により27歳の若さで死去した俳優アントン・イェルチンの遺作となる映画『サラブレッド』より、アントンがドラッグの売人を熱演する姿を捉えた本編映像が解禁された。併せて、本作の監督コリー・フィンリーが、長年のファンだったアントンへの熱い想いを語るコメントも到着した。

【写真】アントンが最後に演じたティム『サラブレッド』場面写真

 本作は、サンダンス映画祭観客賞を始め、ゴッサム賞脚本賞やインディペンデント・スピリット賞新人脚本賞など、インディペンデント作品を対象とする映画賞に多数ノミネートされたスタイリッシュ・サスペンス。ニューヨークで演出家・劇作家として活躍し、本作がデビュー作となるコリー・フィンリーが監督と脚本を手掛ける。

 長年疎遠だった幼なじみの少女アマンダ(オリビア・クック)とリリー(アニヤ・テイラー=ジョイ)は、コネティカット州の郊外で再会。鋭いウィットを磨いて強烈な個性を育んだアマンダは、そのせいで社会からのけ者にされていた。一方、上品で洗練された上流階級のティーンエイジャーに成長したリリーは、名門校に通いながら一流企業でのインターンも経験していた。全くの正反対に思えた2人は、リリーが抑圧的な継父を憎んでいると発覚した事がきっかけで心を通わせていくが、友情が深まるにつれて互いの凶暴な性格が顔を出し始める。やがて2人は、自分達の人生を軌道修正するため、ドラッグの売人ティム(アントン)を雇い、継父の殺害を依頼するが…。

 今回解禁された本編映像は、ティムとリリーの出会いのシーンを収めたもの。リリーは、寄宿舎から地元に帰った際に行われていたパーティーで、地元では未成年者にレイプをしたことで有名なドラッグの売人ティムの姿を見かける。その場でティムは、仲間たちにレイプ事件のことなどを言われて殴られてしまう。その後リリーはパーティー半ばで帰ろうと車に戻るが、怪我をしたティムに話しかけられ、逃げるように車に乗り込む。

 後にリリーが自身の継父を殺す計画を立てた際、この出会いを思い出し、レイプ事件を起こしたドラック売人ならば犯人に仕立て上げてもいいのではと、ティムに犯人役を依頼することを思いつく重要なシーンとなっている。

 アントンが演じた最後の役柄となったティムは、地元でドラッグの売人をしながら小銭を稼ぐために老人ホームで皿洗いの仕事をしている青年。リリーの継父であるマークの殺害のために手を組むアマンダやリリーとは別の階級に属しており、本作の社会的な背景を広げるキャラクターとなっている。イェルチンはティムを演じるにあたり、このキャラクターが漫画的な危険人物になってしまわないように心がけ、脚本のそっけない雰囲気を体現する役割はアマンダとリリーに譲ったという。

 イェルチンの長年のファンであったフィンリー監督は、「イェルチンの出演した一連の作品と彼が演じた役柄の幅の広さには感服します。彼は主演として素晴らしい演技をするだけでなく、助演としても出演したシーンを自分のものにしてしまう確かな才能を持っていました」と振り返る。

 続けて、ティムのキャラクターについて「戯画風に誇張しないことが重要でした。映画の後半に明るさと喜劇的な息抜きを提供するのが彼の役割だからです」と説明し、「感情面で浮世離れしていない人物にしたかったのですが、それこそがアントンの俳優としての強みの一つでした。彼はあらゆる方法で観客の共感を引き出すことができる俳優です。撮影現場での彼が素晴らしいのはもちろんですが、彼は真摯に演技に取り組み、ティムの衣装から作中の細かなシーンまで徹底的に調べ、念入りに役作りをしていました」とイェルチンの才能や役作りへの姿勢に賛辞を送った。

 映画『サラブレッド』は9月27日より全国公開。

映画『サラブレッド』アントン・イェルチン本編映像

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