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亀梨和也主演、“事故物件住みます芸人”のベストセラー実話が映画化

映画

映画『事故物件 恐い間取り』(仮)(左から)主演の亀梨和也、原作書影
映画『事故物件 恐い間取り』(仮)(左から)主演の亀梨和也、原作書影(C)2020「事故物件 恐い間取り」(仮)製作委員会

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亀梨和也

中田秀夫

 “事故物件住みます芸人”の松原タニシよるベストセラーノンフィクション『事故物件怪談 恐い間取り』が、亀梨和也主演で映画化されることが決定した。

【写真】『事故物件 恐い間取り』原作者の松原タニシ

 原作は、“事故物件住みます芸人”として活動する松原タニシの実体験による著書『事故物件怪談 恐い間取り』(二見書房刊)。「事故物件」とは、前の住人が自殺・殺人・孤独死・事故などで死んでいる部屋や家のこと。本書では、2012年よりテレビ番組の企画により事故物件に住み始めて以降、大阪・千葉・東京・沖縄で実際に9軒の事故物件に住んできた本人の体験をそれぞれ間取り付きで紹介。現在までにノンフィクションとしては異例の10万部を突破している。

 映画版でメガホンをとるのは、『リング』(1998)で日本映画界のホラーブームを牽引しハリウッドへも進出、近年ではヒット作『スマホを落としただけなのに』(2018)を手掛けた中田秀夫。

 物語は、売れない芸人・山野ヤマメ(亀梨)が先輩から「テレビに出してやるから事故物件に住んでみろ」と無茶ぶりされ、殺人事件が起きた事故物件に住むところから始まる。1軒目の部屋で撮影された映像の中には白いものが映っていたり、音声が乱れたり。番組からの期待も高まる中、ネタ欲しさに事故物件を転々としていくヤマメは、やがてさまざまな怪奇現象に遭遇し、「事故物件住みます芸人」として大ブレークするが…。

 5作目の主演映画となる本作で、初めてホラー作品に挑む亀梨は「今回は芸人役にも挑戦しますが、仲良くさせて頂いている若手芸人さんも多いので、お話を聞かせてもらったり、参考にさせてもらっています。クランクインまでにライブも見に行きたいと思っています!」と役作りをコメント。続けて「普段自分を応援してくださっている方々にとっても初めての姿をお見せできると思いますし、ホラーファンの方々にとっても自分は初めましての存在だと思うので、色んな方に楽しんで頂ける作品にできるよう撮影に励みたいと思います」と抱負を語っている。

 中田監督は「ホラー映画をこれだけ撮ってきた私も今回ばかりは、さすがにリアルに恐いのだが、幸い主演の亀梨和也さんが、面白いアイディアをどんどん提案してくださっていて、彼との初タッグをとても楽しみに撮影準備できている」と明かし、「『住んでいる部屋が恐い』という、誰しも逃げようのない恐怖と共に、亀梨さんが劇中で住む四つの部屋の、極上の『地獄巡り』を楽しんでいただきたい」とメッセージを寄せている。

 原作者の松原は「これは単なるホラー映画ではありません。『事故物件怪談 恐い間取り』を原作として実写化されるということは、ファンタジーの世界ではなく、映画に登場する事故物件が現実にこの日本のどこかに存在するということです。果たして僕が過ごした『恐い間取り』達が、スクリーンの中でどう生まれ変わり、どんな恐怖を見せてくれるのか、非常に楽しみです」と期待のコメントを寄せている。

 映画『事故物件 恐い間取り』(仮題)は8月28日より全国公開。

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