ジム・ジャームッシュ最新作『デッド・ドント・ダイ』海外版予告 奇想天外ゾンビが登場
関連 :
鬼才ジム・ジャームッシュ監督が手掛け、第72回カンヌ国際映画祭のオープニング作品として上映されたゾンビ映画『The Dead Don’t Die(原題)』が、邦題を『デッド・ドント・ダイ』として4月3日より公開されることが決定。併せて、きょう1月22日がジャームッシュ監督67歳の誕生日であることを記念して、海外版予告映像が解禁された。
【写真】「アダム・ドライバー」フォトギャラリー
2016年に2作同時発表された『パターソン』と『ギミー・デンジャー』以来の新作となる本作。世界中の映画ファンからリスペクトを受ける鬼才ジャームッシュ監督がついにソンビ映画を手掛けたことで話題沸騰となり、昨年の第72回カンヌ国際映画祭のオープニング作品として初披露されるや、「大爆笑!」(The Hollywood News)、「この世のものとは思えない、凄いキャスト」(Awards Daily)、「ゾンビジャンルへの楽しい試み」(The Hollywood Reporter)など、メディアから熱いレビューが続々と寄せられた。
キャストには、『パターソン』に続いての出演となるアダム・ドライバー、3度目のタッグとなるビル・マーレイほか、ティルダ・スウィントン、クロエ・セヴィニー、スティーヴ・ブシェミ、トム・ウェイツ、セレーナ・ゴメス、ダニー・グローヴァー、イギー・ポップ、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズら、ジャームッシュ作品の常連組から注目の若手まで、オールキャストの組み合わせとなっている。
また、音楽ドキュメンタリー『ギミー・デンジャー』の主役でもあるカリスマロックミュージシャンのイギー・ポップや、公私ともに長年のパートナーであり、『バスキア、10代最後のとき』など監督としても活躍するサラ・ドライバーほか、ジャームッシュ監督とゆかりの深い面々も参戦する。
解禁された海外版予告編は、アメリカの田舎町センターヴィルに、何やら恐ろしくゾッとする影が忍び寄るシーンから始まる。そして、3人だけの警察署で勤務するロバートソン署長(ビル)とピーターソン巡査(アダム)、モリソン巡査(クロエ)が、ダイナーでの変死事件を皮切りに、思わぬ事態に巻き込まれていく様子が映し出される。
次々と墓場から蘇り、町にあふれる死者たち。ピーターソン巡査はライトセイバーよろしくナタでゾンビの首を切り落とし、葬儀屋のゼルダ(ティルダ)は道着をまとい日本刀を携えて救世主のごとく現れ、斬って、斬って、斬りまくる。しかし、時間を追うごとに増殖していくゾンビたち。死後もなお生前大好きだったモノを求め彷徨う“コーヒー・ゾンビ”(イギー)や、“シャルドネ・ゾンビ”など、奇想天外なゾンビが登場し、ほかにもどんなゾンビが姿を見せるのか楽しみな映像となった。
映画『デッド・ドント・ダイ』は4月3日より全国公開。