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世界的ロック歌手イギー・ポップがゾンビ姿に! 撮影で大苦戦…太極拳ゾンビ映像も到着

映画

映画『デッド・ドント・ダイ』(左から)イギー・ポップ、ジム・ジャームッシュ監督
映画『デッド・ドント・ダイ』(左から)イギー・ポップ、ジム・ジャームッシュ監督(C)2019 Image Eleven Productions Inc. All Rights Reserved.

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 ジム・ジャームッシュ監督が手掛けるゾンビ映画『デッド・ドント・ダイ』より、ゾンビ役に挑んだロック歌手イギー・ポップや女優・映画監督のサラ・ドライバーの新カットが解禁。さらに、ゾンビが太極拳をするシュールなメイキング映像も到着した。

【写真】イギー・ポップ演じる“コーヒー・ゾンビ”劇中カット ほか“シャルドネ・ゾンビ”も

 鬼才ジャームッシュ監督の3年ぶりの最新作で、昨年の第72回カンヌ国際映画祭のオープニング作品として初披露された本作。名優ビル・マーレイと、映画『スター・ウォーズ』のカイロ・レン役で知られるアダム・ドライバーがダブル主演を務める。

 本作に登場する最初のゾンビは“コーヒー・ゾンビ”で、ジャームッシュと付き合いの長いイギー・ポップと、公私ともに長年のパートナーであるサラ・ドライバーが演じる。

 彼らの衣装やメイクにもジャームッシュ流のこだわりが。サラはハイヒールのブーツを履き、ぼさぼさのボリューミーな髪型。イギーはレザーのベストにストライプのベルベット・ベルボトムという装い。このファッションは、70年代初めのロックンロールの代表的なカップル、キース・リチャーズとアニタ・パレンバーグを参考にしてレトロなイメージで作られた。

 「パンクのゴッドファーザー」と呼ばれるイギー・ポップは、1967年、パンクロックの先駆けとなる「ザ・ストゥージズ」を結成。73年の解散後はソロとして活動し、1996年のイギリス映画『トレインスポッティング』には彼の楽曲「ラスト・フォー・ライフ」が使われた。昨年末に2020年度のグラミー賞特別功労賞生涯業績賞の受賞が決まり、今年4月に授賞セレモニーが行われる。

 イギーをゾンビ役に抜てきするにあたり、ジャームッシュ監督は本人に直接電話でオファーをかけたという。当時を振り返り「『じつはいま、ゾンビ映画の脚本を書いているんだけど、あなたにも演じて欲しい』と言ったら、『俺がゾンビか?』『そう』『そいつはクールだ!』と(笑)。それから脚本を送って、正式に返事をもらった。彼とサラが演じるコーヒー・ゾンビ・カップルは、映画に登場する最初のゾンビで、僕のヒーロー・ゾンビなんだ(笑)」と語っている。

 ゾンビ役を喜んだイギーだったが、実は、町に唯一あるダイナーの店員たちを襲うシーンの中で、体調を崩してしまうハプニングを経験。それも、ジャームッシュ監督が求めたゾンビらしい襲撃シーンを目指すため、気温が37度もある猛暑の中、ソーセージ、血の代わりのバーベキューソース、肉の脂肪代わりの柔らかいバナナのぶつ切りなどを何度も食べるはめになったがゆえ。仲良く2人で2ショット写真に収まりつつも、その裏にはゾンビ役としての苦労も隠されていたようだ。

 メイキング映像では、ゾンビ集団が真っ昼間から太極拳をしているシュールな場面の撮影風景が切り取られている。ジャームッシュ監督はこの20年ほどずっと太極拳をやっており、過去の監督作品『リミッツ・オブ・コントロール』には孤独な殺し屋が太極拳で精神統一をするシーンがあったり、また太極拳の心得は前作『パターソン』のキャラクター作りにも影響しているとインタビューで語っていた。

 映画『デッド・ドント・ダイ』は4月3日より全国公開。

映画『デッド・ドント・ダイ』太極拳ゾンビ

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