<アカデミー賞>『ワンハリ』ブラッド・ピットが助演男優賞を初受賞

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日本時間10日、第92回アカデミー賞授賞式がアメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催され、クエンティン・タランティーノ監督作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のブラッド・ピットが、初の助演男優賞に輝いた。
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俳優としては1996年に『12モンキーズ』(1995)で助演男優賞に初ノミネート。『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008)と『マネーボール』(2011)で主演男優賞にノミネートされたが受賞を逃し、今回、初のオスカーを手にした。プロデューサーとしては、『それでも夜は明ける』(2013)で第86回アカデミー賞の作品賞を受賞している。
発表の際、ブラッドは名前を呼ばれ席を立ちあがると、近くにいた共演者のレオナルド・ディカプリオとハグ。壇上に上がったブラッドは、「本当にすごいことです、最高の栄誉に感謝します」と述べ、本作の監督であるクエンティン・タランティーノにも感謝。最後には、「子どもたちに贈ります。本当に感謝しています」と締めくくった。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は1969年の米ロサンゼルスが舞台。ハリウッド黄金時代の末期に生きる俳優やスタントマン、実生活では狂信的なカルト指導者チャールズ・マンソンの信奉者たちによって殺害された女優のシャロン・テートらの人生が交錯する物語だ。ブラッドは腕っ節の強いスタントマンのクリフ・ブースを演じる。
<第92回アカデミー賞助演男優賞:候補一覧(★が受賞)>
■助演男優賞
トム・ハンクス『A Beautiful Day in the Neighborhood(原題)』
アンソニー・ホプキンス『2人のローマ教皇』
アル・パチーノ『アイリッシュマン』
ジョー・ペシ『アイリッシュマン』
★ブラッド・ピット『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』