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優等生の少年に過激思想の疑惑…緊迫の心理戦が展開する『ルース・エドガー』予告

映画

 女優のナオミ・ワッツやオクタヴィア・スペンサーらが出演し、人間の謎めいた本質とアメリカの現実をえぐり出す映画『ルース・エドガー』より、予告編とポスタービジュアルが解禁された。

【写真】少年は“完璧な優等生”か“恐ろしい怪物”か…『ルース・エドガー』場面写真

 J・C・リーの戯曲『Luce』を映画化した本作は、17歳の黒人の高校生ルースの知られざる内面に迫り、深刻な矛盾をはらんだアメリカ社会の現状と人間の謎めいた本質をえぐり出すヒューマンドラマ。

 バージニア州アーリントン。アフリカのエリトリア出身のルース・エドガー(ケルヴィン・ハリソン・Jr)は文武両道に秀でた17歳の高校生。彼は幼少期に戦場へ駆り出された過酷なトラウマを克服し、自由の国アメリカで希望を象徴する存在へと成長した。

 そんなルースは、ある課題のレポートをきっかけに、同じアフリカ系の女性教師ウィルソン(オクタヴィア・スペンサー)と対立し、順風満帆の日常が大きく揺らぎ出す。ルースが危険な過激思想に染まっているのではというウィルソンの疑惑は、ルースの養父母である白人夫婦エイミー(ナオミ・ワッツ)とピーター(ティム・ロス)の胸にも疑念を生じさせていく。そして、奇妙な事件がウィルソン教師の身に降りかかる。はたしてルースは本当に“完璧な優等生”なのか。それとも世間を欺く“恐ろしいテロリスト”になり得るのか…。

 予告編は、ルースが大勢の人々の前で「僕の元の名前は発音が難しく、父が“名前を変えよう”と。それが“ルース”。光という意味です」と演説し、その姿をエイミーとピーターが誇らしい表情で見守る場面からスタート。次いで、アフリカ系の女性教師ウィルソンとエイミーが面談する場面となり、ウィルソンが「彼(ルース)はレポートの中で“意見の対立は銃で解決する”と書いた。ルースは危険人物の疑いがある」と告げるところから映像は不穏な雰囲気に一変する。

 「ロッカーから違法な爆発物が見つかった」と告げるウィルソン、「演技がうまいんだ」と意味深なセリフを放つルース、「皆にとって僕は聖人でなきゃ怪物だ」と言うルースに「真実を言って!」と叫ぶエイミー。それぞれの姿がサスペンスフルに映し出されていき、最後は「先生は“僕”という人間を全く分かっていない」というルースのセリフと「あなたは人間の本性を見抜けるか―。」というキーフレーズで締めくくられている。

 日本版のポスタービジュアルは、メインキャスト4人の顔の半分を並べた本国のビジュアルに、ルースが大勢の観客に向けて演説する後ろ姿を加えたもの。顔の左半分を隠された意味深なルースの表情と壇上に立つルースの後ろ姿を配置したことで、彼の二面性が伝わってくるようなビジュアルとなっている。

 映画『ルース・エドガー』は5月15日より全国公開。

映画『ルース・エドガー』予告編

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