ハーヴェイ・ワインスタイン、性的暴行裁判で禁固23年

元制作アシスタントの女性と女優志望の女性に対する性的暴行裁判で、2月に有罪判決を受けた元映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタイン。現地時間11日に量刑が決まると報じられていたが、禁固23年を言い渡されたという。
【写真】1月に裁判所に姿をみせたワインスタイン、陪審員候補だったジジ・ハディッドの姿も
ワインスタインは最高で25年の禁固刑になる可能性があったため、最高刑期に近い量刑となった。
JustJaredによると、裁判所には被害に遭った女性2人もおり、声明を読み上げたとのことだ。元制作アシスタントの女性ミリアム・ヘイリーさんは、「彼がしたことは私の、人間そして女性としての威厳を奪い去っただけでなく、私の自信をも粉々にした」と語り、ワインスタインに襲われた時の恐怖を明かしたという。
別の被害者のジェシカ・マンさんは、ワインスタインに「ノー」と伝えたにもかかわらず襲われ、食い止められなかったことに対する無念を示したそうだ。
ワインスタイン自身も発言しており、「私は完全に混乱している。世の男性たちも今回の騒動に関して混乱していると思う…。適正手続き(の保障)を失っている大勢の男女が、私と同じ感情を抱いているはずだ。私はこの国を案じる」と述べたという。