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『エール』三郎・唐沢寿明、逝く… “最期の言葉”に涙

エンタメ

『エール』第55回より
『エール』第55回より(C)NHK

 俳優の窪田正孝が主演を務めるNHK連続テレビ小説『エール』(NHK総合/月曜~土曜8時ほか)の第11週「家族のうた」(第55回)が12日に放送され、三郎(唐沢寿明)が息子・浩二(佐久本宝)に残した“最期の言葉”に、ネット上には「朝から泣かしてくれる」「号泣!」などの反響が寄せられた。

【写真】三郎(唐沢寿明)は浩二(佐久本宝)に“最期の言葉”を残す

 ある日、病床の三郎の容態が急変。3日間死線をさまよった三郎は目を冷ますと、集まった家族に対して「浩二と2人にしてくれねぇか?」と告げる。2人きりになると、三郎は浩二に「店継いでくれたときは、腹の底からうれしかった」と語りかける。浩二は複雑な表情を浮かべながら「本当は兄ちゃんの方がいがったろ?」と応えると、三郎は力なく笑いながら「あいつは音楽しか能がねぇんだから」と言葉を返す。

 浩二は、幼少期から三郎と裕一が音楽の話をすることに複雑な感情を抱いていたことを告白。すると三郎は音楽があったから裕一と話すことができたと明かした上で「浩二とは、何がなくても言いてえこと言い合ってきたべ」と話す。そして三郎は力を振り絞って起き上がり「俺が死んだら喪主はおめえだ」と言い放つと「この家も土地も、全部おめえが引き継げ」と浩二に伝える。

 浩二は三郎の口から、裕一が古山家の土地や財産の全てを弟である自分が相続することに快く了承したことを知らされる。思わずうつむき、涙をこらえる浩二の姿が画面に映ると、ネット上には「浩二はやっと心が解放されるね」「浩二くんに光が当たって良かった」といった声が集まった。

 店を継ぎ、福島にとどまり古山家を支えた浩二を想った三郎の心遣いにも「お父さんはやっぱりちゃんと分かってるんだね」「三郎、ここにきてちゃんとしてんな」などのコメントが寄せられ、さらに「朝から泣かしてくれる」「号泣!化粧ができない」といった投稿も相次いだ。

 そして三郎はその夜、安らかに息を引き取った。

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