豊川悦司ら出演『ミッドウェイ』特別映像 当時の記録＆退役軍人が戦友を追悼
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豊川悦司、浅野忠信、國村隼が出演する映画『ミッドウェイ』より、本日の終戦記念日に合わせ、1942年のミッドウェイ海戦を追憶する特別映像が解禁された。同海戦を体験した2人の退役軍人へのインタビューや、当時の貴重な記録映像、ニュース映像のほか、戦況を案ずる山本五十六（豊川悦司）の姿や、急降下して戦艦を攻撃するシーンなどの本編映像も収められている。
【写真】爆撃に飛び立つ第8電撃機隊 『ミッドウェイ』場面写真
本作は、真珠湾攻撃からミッドウェイ海戦までを、『インデペンデンス・デイ』『パトリオット』などスペクタクル映画の巨匠ローランド・エメリッヒが史実に基づいて製作。実在した勇敢な軍人たちの同胞意識と友情、そして米国の勝利を確実なものにするための決意と犠牲が描かれる。
キャストには、山本五十六、チェスター・ニミッツをはじめとした実在の人物を演じるために、ウディ・ハレルソン、パトリック・ウィルソン、デニス・クエイド、アーロン・エッカート、豊川悦司、浅野忠信、國村隼など日米の実力派俳優が集結した。
特別映像で、ミッドウェイ海戦を体験し、第8電撃機隊に所属していたチャールズ・モンロー氏は「我々の任務は日本軍の爆撃です」と語り、1万フィート以上の上空から水面へ一気に急降下し、敵艦隊に魚雷を落とす任務を回顧。この戦法で、第8電撃機隊は最上型の戦艦や、空母龍驤（りゅうじょう）などの軍艦を爆撃したとされているが、あまたの銃弾が飛び交い、爆煙で視界も遮られる状態で急降下する壮絶さは本編映像からも垣間見ることができる。
モンロー氏は続けて、「ミッドウェイ海戦では15機のTBDデヴァステイターが海に沈みました」と語り、乗組員は1名しか生き残らなかったと衝撃の事実を明らかにする。
「6月4日の海戦でみんな命を落としました」と語るのは、同じく第8電撃機隊に所属していたアーヴィン・ウェント氏。ミッドウェイ海戦で共に戦った仲間をしのびながら、「私は今年で103歳ですが、彼らはまだ若かった」と悲痛な面持ちで語り、最後に「それが戦争です」と、人の命を簡単に奪ってしまう戦争の悲惨さを嘆いた。
彼らは、米国でミッドウェイ海戦を体験した最後の2人とされている。戦後75年、こうした戦争体験者が少なくなり、戦争の記憶の風化が懸念される現代に、エメリッヒ監督が20年ものリサーチを経て伝えたかった物語とは…。劇場で歴史的海戦の真実が上映される。
映画『ミッドウェイ』は9月11日より全国公開。
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