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佐久間由衣×奈緒『君は永遠にそいつらより若い』特報&場面カット解禁 東京国際映画祭での上映決定

映画

映画『君は永遠にそいつらより若い』場面写真
映画『君は永遠にそいつらより若い』場面写真(C)『君は永遠にそいつらより若い』製作委員会

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佐久間由衣

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 女優の佐久間由衣が主演を務める映画『君は永遠にそいつらより若い』が、第33回東京国際映画祭の「TOKYOプレミア2020」にてワールドプレミア上映されることが決定。併せて特報と場面写真が解禁された。

【写真】髪色をピンクにした佐久間由衣 映画『君は永遠にそいつらより若い』場面カット

 芥川賞作家・津村記久子のデビュー作である『君は永遠にそいつらより若い』(筑摩書房)を実写化する本作は、卒業間近の大学生が何となく過ごす日常の中で、ふとした折に「暴力」「児童虐待」「ネグレクト」などの社会の闇と、それに伴うやり切れない悲しみに直面する物語。大学やバイト先のぐだぐだした日常は軽快にユーモラスに描かれる一方、作者の確かな問題意識と倫理観で、それら社会の闇の部分ともきちんと向き合う作品となっている。

 主人公の大学生・堀貝佐世役を佐久間が演じるほか、堀貝と出会う、痛ましい過去を持つ猪乃木楠子役を奈緒が演じる。監督は本作が長編3作目となる吉野竜平。

 児童福祉職への就職が決まり、大学卒業を間近に控え手持ちぶさたな日々を送る堀貝(佐久間)は、身長170cmを超える22歳、処女。変わり者とされているが、さほど自覚はない。バイトと学校と下宿を行き来し、友人とぐだぐだした日常を過ごしている中、同じ大学の猪乃木(奈緒)と知り合うが、過去に痛ましい経験を持つ猪乃木とは、独特な関係を紡いでいく。そんな中、友人の友人、穂峰が命を落とし、堀貝を取り巻く日常の裏に潜む「暴力」と「悲しみ」が顔を見せる。

 本作がワールドプレミア上映される東京国際映画祭の「TOKYOプレミア2020」は、昨年までの「インターナショナル・コンペティション」「アジアの未来」「日本映画スプラッシュ」の3部門を統合したもので、同部門の全作品を対象とした観客賞が設けられる。

 特報は、佐久間演じる堀貝のナレーションから始まり、その後は映像と音楽を中心に構成されている。最後には「こんなとっちらかったことしか言えない人間なんです。私って奴は」と語る堀貝に、猪乃木(奈緒)が「その言葉で十分だと思う」と答える場面も織り込まれ、いくつかのシーンは不穏な空気も感じさせるものになっている。

 場面写真には、堀貝と猪乃木が向き合って会話を交わしているかのような場面や、部屋の中で堀貝が物思いにふけっていると思われる場面、堀貝が男性と話をしている場面などが切り取られている。

 映画『君は永遠にそいつらより若い』は2021年公開予定。

映画『「君は永遠にそいつらより若い』特報

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