『ウルフウォーカー』オーロラの歌声響く予告解禁 少女とオオカミの友情描く
アニメーションスタジオ「カートゥーン・サルーン」の劇場アニメ最新作『ウルフウォーカー』より、ノルウェーの新世代歌姫オーロラが歌唱する予告映像とポスタービジュアルが解禁された
【写真】アニメーション映画『ウルフウォーカー』場面写真
本作は、製作した長編の全てがアカデミー賞にノミネートされているスタジオ「カートゥーン・サルーン」の最新作。アイルランドの歴史や神話を題材に、創造性あふれる作品世界を色彩豊かな2Dアニメーションで描く『ブレンダンとケルズの秘密』『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』に続く、ケルト三部作の完結作品となる。
ストーリーは、アイルランドのキルケニーで中世から密かに伝えられてきた伝説「眠ると魂が抜け出しオオカミになる“ウルフウォーカー”」を題材にしており、生命への限りなく優しいまなざしのもと、美しく不思議な物語が展開。スタジオ史上最多となるキャラクターが登場し、オオカミの群れとの迫力ある闘いのシーンなど、エンタテインメント性の高いファンタジー作品に仕上がっている。
中世アイルランドの町キルケニー。イングランドからオオカミ退治のためにやって来たハンターを父に持つ少女ロビンが森の中で友だちになったのは、眠ると魂が抜け出しオオカミになる“ウルフウォーカー”のメーヴ。人間とオオカミがひとつの体に共存し、魔法の力で傷を癒すヒーラーでもある彼女とロビンが交わした約束は、図らずも父を窮地に陥れるものだった。だが、少女は勇気を持って信じる道を進もうとする。
監督は、『ブレンダンとケルズの秘密』『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』でアカデミー賞に2度ノミネートされたトム・ムーアと、『ブレンダンとケルズの秘密』のアート・ディレクターを務めたロス・スチュワート。声優は、ロビン役を『アガサ・クリスティー ねじれた家』のオナー・ニーフシー、父親ビル役を『ゲーム・オブ・スローンズ』のショーン・ビーンが務める。
予告は、少女ロビンとメーヴが出会い、まぶしい友情を築いていく様子を軸に、人間と動物との共存や自然破壊への警鐘、大人たちの醜い差別心、家族愛などが描かれ、幅広い世代が楽しむことができる作品であることがわかる内容に仕上がっている。さらに、『アナと雪の女王2』で知られるノルウェーの新世代歌姫オーロラによる透明感あふれる澄んだ歌声が、現実から遠く離れた世界へと観客を導くように流れている。
ポスタービジュアルは、キャラクターたちが独特の作画で色とりどりに描かれたもの。アイルランドならではの神秘的なストーリーを予感させる、美しく繊細なビジュアルとなっている。
アニメーション映画『ウルフウォーカー』は10月30日より全国公開。