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欅坂46が5年間の歴史に幕「欅坂46が大好きです」<欅坂46 THE LAST LIVE 2日目>

エンタメ

 やがて、彼女たちがステージ上で待っていた一期生たちと合流して、流れたのは「10月のプールに飛び込んだ」。中央で激しく躍動するセンターの森田ひかるや曲中でそばに寄り添った藤吉夏鈴を、静かに周囲から見守るほかのメンバーたち。一瞬の暗転を挟み、披露した「砂塵」では、座り込んで横一列に並んだメンバーの周囲で、菅井友香が笑みを浮かべながら舞い踊る。

 そして、メインステージ前方に立った水柱のもとで幻想的な光のイルミネーションが灯り、ワルツのようなインストゥルメンタルのBGMが流れたあとにスタートしたのは「風に吹かれても」。終盤にかけて、ワイヤーに釣られたセンターの小林がステージの天井付近を周回していた。
 
 再び暗転した場内で、次に流れたのは「アンビバレント」。小池をセンターに据えたメンバーたちはめまぐるしく切り替わるフォーメーションで見せ、曲中では菅井が「ラスト、行くぞ!」と鼓舞する。

 その後、会場には重々しいBGMがしばらく流れ、黒いキャップやジャケットを着たバックダンサーたちが登場。そして、メンバーたちが客席中央にある鉄骨のフレームからそれぞれジャケットを手に取り、ダンサーたちと合流すると「ガラスを割れ!」がスタート。天井を貫く何本ものレーザービームやまばゆく点滅するスポットライト、客席の四方で上がる火柱がパフォーマンスを盛り上げ、曲の最後では爆音が鳴り響いた。

 続いて、スクリーンに流れたのは守屋の回想。強さをにじませる彼女の目に涙が浮かぶ過去の映像も流れた。やがて、ステージ上で新二期生を含むメンバーたちは互いの手をつなぎ合い、小林のセリフからスタートしたのは、欅坂46としての最後の配信シングル曲となった「誰がその鐘を鳴らすのか?」だった。

 ライブの終演も近づく中、最後に活動を振り返ったのはキャプテンの菅井友香。映像と重なる表情には涙も浮かんでいたが、やがて2列に分かれて彼女の元へやってきたメンバーたちは一人ひとり、その両腕にそっと手を添えていた。

 そして、ステージ上であいさつをした菅井は目をうるませながら、5年間に及んだ活動に対するメッセージを伝えた。

 思い出をかみしめるように、欅坂46に対して「この5年間でいつのまにか当たり前の存在になっていて人生の一部となっていた欅坂46と、ついにお別れすることになるんだなと思っています」と吐露した菅井。「永遠ってないのかな」と寂しさをにじませつつ「普通のグループじゃないのかななと気づき始めて、それに悩み始んだりとか、苦しい時期もあった」と振り返り、「皆さんとの思い出を決して忘れません。だから皆さんも欅坂46がなくなっても、皆さんの心の中で、欅坂の楽曲とか私たちがたくさん作ってきた作品を心の中で行き続けてくれたらうれしいです…どんなときもキラキラの緑のペンライトで道を作ってくださり、ありがとうございました。欅坂に出会ってくださって、応援してくださって、本当にありがとうございました」とファンへの感謝を述べた。

 そして、菅井の「私たち欅坂46は、この曲で幕を閉じます。2016年4月6日。この曲で坂を登り始めました」という一言で、デビューシングルの衣装を着たメンバーたちで最後に披露したのは、デビューシングルの「サイレントマジョリティー」。
曲が終わると全員が横一列に並び菅井友香が「欅坂46が大好きです。皆さんとのこの5年間はずっとずっと宝物です。本当にありがとうございました。以上、欅坂46でした! ありがとうございました」と深く礼。客席の中央へ立つメンバーたちにエンドロールが重なり、「and YOU!!」のプロジェクションマッピングが彼女たちの足元を照らし、彼女たちの最後のライブは終演を迎えた。

 しかし、その後にもう一度、メンバーたちは櫻坂46のキーカラーである真っ白な衣装を着てふたたびステージへ登場。新たな門出を祝うかのように、新グループとしての初披露曲となった「Nobody’s fault」を歌い上げ、森田を筆頭に縦に連なったメンバーたちは真にステージを跡にした。

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