宇多田ヒカルの名曲をつなぐドラマ『First Love 初恋』 満島ひかり×佐藤健W主演で2022年配信決定
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女優の満島ひかりと俳優の佐藤健がダブル主演を務めるドラマ『First Love 初恋』が、Netflixにて2022年に全世界同時配信されることが決定した。本作は、1999年発売された宇多田ヒカルのヒット曲「First Love」と、その19年後に発表された「初恋」の2つの楽曲にインスパイアされたストーリー。これまで数々の楽曲をドラマや映画に提供してきた宇多田にとって同作が、彼女の楽曲にインスピレーションを受けて制作される初のオリジナルドラマとなる。
【写真】宇多田ヒカルの名曲「First Love」と「初恋」のジャケット写真
Netflixが原案・企画・製作をするオリジナルシリーズ『First Love 初恋』では、90年代後半、ゼロ年代、そして現在の3つの時代が交錯し、一組の男女の20年余りにわたる忘れられない“初恋”の記憶がたどられる。監督・脚本は、2004年に脚本家としてデビュー後、映画、テレビドラマ、MVなど多岐に渡って活躍する寒竹ゆりが務める。
満島は、フライトアテンダントを目指すも不慮の事故で運命にほんろうされる野口也英役、また佐藤は、航空自衛隊のパイロットになるも、現在は別の道を進む、いちずで真っすぐな性格の並木晴道役を演じる。
満島は、晴道役に佐藤のキャスティングを提案したのが自分だと明かした上、「健くんは、映画やドラマの画面越しで見ていて華やかで、私に足りないところもいっぱい持っていて、一緒にお芝居をするのがすごく楽しみです」と期待する。
一方の佐藤は、本作が十分な制作期間をかけて制作されることに、「役者としても、これだけ時間を与えてもらうことは贅沢だし、感謝もしています。でも物づくりって、本来そうあるべきだなとも思っていて。それに、このくらい本気度の高い作品じゃないと満島ひかりは出てこないんだなと。なんて言うか、レアポケモンみたいになっていて、なかなか会えないし、なかなか共演できない人なので、この機会はほんとに貴重です(笑)」と話している。
また、寒竹監督はプロデューサーから宇多田の「First Love」と「初恋」をつなぐ物語を作りたいと声をかけてもらったことを明かし、「すぐに『やりたい!』と思ったんです。多くの人にとって宇多田さんの曲は特別だと思うけれど、私は彼女と同じ学年ということもあって、そういう意味でも、常に気になる存在、特別な存在でした」と振り返る。
続けて、「いまでもよく覚えているのが、宇多田さんが15歳でデビューしたとき、学者みたいな人が、難しい顔で歌詞を分析していたこと。そんな大人を同い年の子が感心させていることがショッキングでしたし、自分達の方が彼女の歌詞を本質的に理解できている気がしました。このドラマのセリフにもありますが、その時『私たちの時代が始まった』と思わせてくれたんです。そんなこともあり、宇多田さんの『First Love』から『初恋』の間に起きた20年間のエポックを、也英と晴道の20年間のドラマを通して描くことがすんなりイメージできましたし、あの歌詞からこの物語を描く必然性を感じました」と語っている。
Netflixオリジナルシリーズ『First Love 初恋』は、Netflixにて2022年、全世界同時配信予定。