【バイプレイヤーズ百名鑑】高畑淳子「撮影から帰ると、ぐったりでした」
日本を代表する名脇役たちが本人役で登場するドラマ『バイプレイヤーズ』シリーズ(テレビ東京系)。2021年、新プロジェクトとして、ドラマ第3弾『バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~』(テレビ東京系/毎週金曜24時12分)と、映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』(4月9日公開)が始動。総勢100名以上が出演する本作を彩る、個性豊かで豪華すぎるキャスト陣をチェックしていこう。
【写真】『バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~』に出演する高畑淳子
◆File No.052 高畑淳子
都会から離れた森に囲まれた大きな撮影所“バイプレウッド”。この辺ぴな撮影所に、各局の連ドラや映画作品が一気に集まってしまったことで起きる大騒動を描く新作。第7話で高畑はイイテレ“2チャン”で放送される教育番組『しばいであそぼ』に“あつこおねえさん”として出演する、バラエティーで見せる明るさとは裏腹に、芝居にはストイックで、自分にも他人にも厳しい女優“高畑淳子”役を演じた。
「あの『バイプレイヤーズ』だーーと、オファーが嬉しかったです」と初オファーを喜んだという高畑。「ちょっと、特殊な設定というか、特殊なドラマで・・・・・・なかなか、ある種の気合いが必要でした。撮影から、帰ると、ぐったりでした」と振り返る。子役の演技にシビアな“あつこおねえさん”役には「あっ、本人?役?だったんですね。あっ、そうか、忘れてました」と笑い、『バイプレイヤーズ』シリーズの人気の理由を「自分の気付いてない、本質が見えるからですかね、役者は、自分のこと、わかってないですから・・・・・・」と語っている。
★高畑淳子/1954年10月11日香川県生まれ。短大卒業後、劇団青年座に入団し舞台女優として活躍。『3年B組金八先生』シリーズ(TBS系)での養護の本田先生役、『白い巨塔』(フジテレビ系)などで人気を博し、バラエティー番組でも活躍。NHK連続テレビ小説『なつぞら』、大河ドラマ『篤姫』『真田丸』のほか、『Dr.倫太郎」(日本テレビ系)、『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)、『黒革の手帖』(テレビ朝日系)など幅広い作品で怪演を見せる。第20回読売演劇大賞最優秀女優賞、第38回菊田一夫演劇賞大賞など多数の受賞歴を誇り、2014年には紫綬褒章も受章した。公開待機作に映画『女たち』(5月21日公開)など。
●『バイプレイヤーズ』第7話プレイバック
新章突入!民放各局に激震が…。バイプレウッドに朝ドラ&大河ドラマが参戦!? 出演のチャンスだと役者たちは浮き足立ち、熾烈な争いが始まった。そんな中、次々と民放各局の子役が消える謎の事件が発生。子役を探して山奥に踏み入ると、高畑淳子と本田博太郎の不気味な姿が…。そこには、公共放送の恐ろしい陰謀があり…!?