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奥津マリリ、セクシーなランジェリー姿 妄想ストーリーのデジタル写真集

エンタメ

【平成ノブシコブシの徳井健太 シナリオ本文】

「お前ホントに大根だな。それでうちの看板?ふざけるな!うちの劇団潰す気か!!」

劇団ジジジの主宰は声を荒げる。脚本・演出を手掛けるその男から投げられた台本は、彼が思ったよりも真っ直ぐに飛び、ほかの劇団員の前で叱られた彼女の顔面に当たった。

「すいませんでした。明日までに完璧にしておきます」

彼女は凛とした声を発し、姿勢良く頭を下げる。長い髪で隠れたその表情はよく見えなかった。
稽古が終わり、新人の僕が一人後片付けをしていると、台本を握り締めじっと窓の外を眺めている彼女が目に入った。
トレードマークの白いジャージが眩しく反射する。

「恥ずかしい所見られちゃったね」

彼女が初めて僕に話しかけてきた。

「あ、いや、でも主宰と、その」
「付き合ってるって?」

気がつくと彼女は目の前に立っている。
先ほど台本が当たったであろう唇が赤く腫れていた。

「自分の彼女に罵声浴びさせて、台本投げるような人、どう思う?」

僕が返事に困っていると、耳元で彼女の声が聞こえた。

「稽古、しなきゃ、ねぇ」

僕はこの稽古場に誰も入ってこないが下を向いたままで固まっていると、ジジジと彼女のジャージが脱げる音がした。僕はこの稽古場に誰も入ってこないでくれ、と願うことで精一杯だった。

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