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競泳・池江璃花子選手の競技復帰までを描く 是枝裕和監督『センターレーン』映像公開

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競泳・池江璃花子選手の競技復帰までを描く 是枝裕和監督『センターレーン』映像公開
競泳・池江璃花子選手の競技復帰までを描く 是枝裕和監督『センターレーン』映像公開

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 是枝裕和監督が、競泳・池江璃花子選手の競技復帰までの道のりを描く動画『センターレーン』がYouTubeで公開された。競技復帰を目指す池江選手の心の中にある思いや葛藤、希望に光を当てた内容で、実写では描き切れない部分はアニメーションを取り入れ制作されている。

【動画】実写&アニメーションで描く競泳・池江璃花子選手の復帰までの道のり 『センターレーン』映像

 2018年のアジア選手権のMVPで、東京2020オリンピックのメダル候補だった池江選手は、2019年2月に白血病と診断され、治療のため競技生活を中断。2020年5月には、競技復帰に向けて前進する中、ウィッグを外したありのままの姿を公表し大きな話題を呼ぶ。そして、2021年2月に行われたジャパンオープンでは50メートル自由形で2位に入賞するなど、驚異的な復帰を果たした。

 そんな新たな姿を見せる池江選手を追った『センターレーン』は、「#CHANGEDESTINY~運命を、変えよう。」というブランドテーマを掲げるスキンケアブランドのSK‐IIが、是枝監督とコラボレーションして作り上げた作品。

 作品のタイトル“センターレーン”は、プールのセンターレーンに最も速い選手を配置するという、実際の競泳のルールから付けられたもので、池江選手が練習を再開したころの取材で「やっぱりセンターレーンが好き。自分のためのコース」と語ったことから是枝監督が採用した。競技復帰を目指して練習に励む池江選手の心の中にある思いや葛藤、希望に光を当てた内容で、さらに実写では描き切れない部分にアニメーションを取り入れてより豊かな表現を目指した。

 動画は、池江選手が、作品タイトルの由来となったセンターレーンへの思いを語るコメントから始まる。続いて「どんなに頑張って泳いでも、誰にも勝てない虚しさっていう、自分の中にいるネガティブな気持ちが、自分の中の敵かなと思います。最悪な未来は、泳げなくなること。この病気は5年経って、再発しなければ完治っていう。自分が何かできるわけではないけど、再発しないことを願って。これでもう泳げなくなったら私は、水泳と関わるかどうかわからないので」と揺れる心中を吐露。

 その後、「病気になって、アスリートとしての池江璃花子と、病気を患った池江璃花子っていう、二人の人間がいることによって、本当にたくさんの方の気持ちがわかるようになったというか、自分にとって『生きていること』っていうことが、ひとつの経験、大きな経験になっているので」という充実感をにじませた言葉と共に、前向きに練習や治療に取り組む姿が映し出される。

 最後は、「後ろを振り向く必要はないかなと思います。何かひとつの、ちょっとだけ違った行動だったり考えで、運命とか未来って簡単に変わると思っているので。だから今のこの瞬間を、どう生きるか、どう大切にしていくかっていうのも、自分の人生において、誰の人生においても、大切なことだなっていうふうに思っています」とポジティブなコメントで締めくくられている。

 是枝監督は「池江選手を取材することができ、競技復帰に向けての彼女の思いや感情を探っていきました。池江選手の人生という名の旅を通して、運命を変えるために必要なことを目の当たりにして感動しました」と撮影を振り返り、「一見彼女のストーリーは特異に思えますが、この時代を生きる多くの人が共感できるものがたくさんあります。人生ではレーンから脱線することもありますが、そういう局面に立った時にこそ、その人の『真価』と『進化』が見えるのだと思います。この2つの『しんか』に注目しました」と語っている。

実写&アニメーションで描く競泳・池江璃花子選手の復帰までの道のりを描く 是枝裕和監督『センターレーン』映像
競泳・池江璃花子選手のドキュメンタリー作品制作を語る 是枝裕和監督インタビュー映像

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