『鹿の王』堤真一&竹内涼真&杏、出演決定 新公開日は9月10日&特報解禁

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安藤雅司が初監督を務めるアニメーション映画『鹿の王』の新たな公開日が9月10日に決定。俳優の堤真一と竹内涼真、女優の杏の出演が発表され、特報映像とティザービジュアルも公開された。
【動画】堤真一、孤高の戦士に 映画『鹿の王』特報映像
本作は、2015年の本屋大賞を受賞し、シリーズ累計220万部を突破する上橋菜穂子の同名小説をアニメーション映画化。帝国が支配する世界で、謎の病から生き延び、過酷な運命に立ち向かいながら旅を続ける血の繋がらない“父と娘”を描く。
強大な帝国に飲まれていく故郷を守るために戦う戦士団<独角>。その頭だったヴァンは、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生。その隙に逃げ出したヴァンは、1人の幼い少女ユナを拾う。一方、移住民だけが罹ると噂される病が広がる王幡領では、医術師ホッサルが治療法を探していた。孤高の戦士と抗体を求める天才医師、出会うはずのなかった2人は旅に出る。世界に広がる謎の病の背後には、想像を絶する思惑と、過酷で雄大な自然、そして巨大な陰謀が渦巻いていた。
監督、キャラクターデサイン、作画監督は、『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『君の名は。』と、邦画の歴代興行収入上位4作品のうち3作品の作画監督を務めた安藤雅司。共同監督を宮地昌幸、脚本を岸本卓が担当する。アニメーション制作はProduction I.G。
キャストとして、主人公の戦士ヴァンを堤真一、もう1人の主人公・謎の病の治療法を探す天才医師ホッサルを竹内涼真、ヴァンを追う謎の女戦士サエを杏が演じる。堤と竹内は、これがアニメ声優初挑戦となる。
堤は、オファーの前から原作のファンだったことを明かし、「こうやって関われたことが嬉しく、また、ご縁を感じましたね。アニメの声優は初めての経験で、慣れないことばかりで本当に難しかったです。ご迷惑をおかけしました」と振り返る。
竹内は、「自分の声で大丈夫かな? とドキドキする気持ちもありましたが、ホッサルのカッコいいビジュアルに負けないように声を作って演じることを意識しました」とコメント。
上橋菜穂子と原作の対談経験を持つ杏は、「キャスティングされた時は、とても嬉しかったけれど、まずは上橋先生がどう思うだろう、と上橋先生にお電話をして『本当に私で良いんですか!?』とお聞きしました。幸い、喜んでいただけてホッとしました」と明かした。
ティザービジュアルには、飛鹿(ピュイカ)の背でヴァンに抱かれる少女ユナと、彼女を照らす太陽が描かれている。特報映像では、ヴァンとユナを中心に、ホッサル、サエも登場。2人の旅の様子や戦闘が映され、「その子と共に生きるため、私は抗い続ける」と決意するヴァンのセリフで映像は終わる。
映画『鹿の王』は9月10日全国公開。