『最強のふたり』フランソワ・クリュゼ、新作ドラマでカルロス・ゴーン役に
日本でも2012年に公開された大ヒット映画『最強のふたり』などで知られるフランスの人気俳優フランソワ・クリュゼが、テレビドラマ『Carlos Ghosn,The Fugitive(原題)』にて、日産自動車の元会長カルロス・ゴーンを演じることが明らかになった。
【写真】カルロス・ゴーン役を務めるフランソワ・クリュゼ
Varietyによると、ヨーロッパを拠点にするFederation Entertainmentが、6話のミニシリーズとして製作する。『ザ・キャピタル マネーにとりつかれた男』のステファヌ・オズモンがクリエイターを務め、レジス・アルノー&ヤン・ルソーのノンフィクション「誰も知らないカルロス・ゴーンの真実」の内容を参考にしてドラマ化。監督は、『スリープレス・ナイト』などのフレデリック・ジャルダンが担当するという。
フランソワは、映画『唇を閉ざせ』でフランスのアカデミー賞といわれるセザール賞で主演男優賞を受賞。『最強のふたり』や『君のいないサマーデイズ』などにも出演する、フランスを代表する人気俳優だが、テレビドラマ出演はこれが初となる。
カルロス・ゴーンは、日産自動車の元会長で、同社を復活させた立役者と称された人物。2018年に金融商品取引法違反で逮捕され、翌2019年に密かにプライベートジェットでレバノンへ出国した。
『Carlos Ghosn,The Fugitive(原題)』は、日本語にすると「逃亡者カルロス・ゴーン」。ジョルダン監督によると、シンプルな伝記とはせず、正当派の政治経済スリラーとなるそうだ。