クランクイン!

  • クランクイン!ビデオ
  • クラインイン!コミック
  • クラインイン!トレンド

  • ウェブ全体を検索
  • このサイト内を検索

尾野真千子、コロナ禍の女優業危機を号泣告白「恐怖が襲ってきた」

映画

映画『茜色に焼かれる』公開前夜最速上映会舞台あいさつで涙を流す尾野真千子
映画『茜色に焼かれる』公開前夜最速上映会舞台あいさつで涙を流す尾野真千子 クランクイン!

関連 :

尾野真千子

片山友希

石井裕也

 女優の尾野真千子が20日、神奈川県で実施された主演映画『茜色に焼かれる』の公開前夜最速上映会舞台あいさつに和田庵、片山友希、石井裕也監督とともに登壇。コロナ禍で苦しかった撮影や映画業界の苦境を憂いながら、涙いっぱいで熱弁した。

【写真】尾野真千子、コロナ禍での撮影を振り返り号泣

 本作は、石井裕也監督が脚本・編集も手がけたヒューマンストーリー。経営していたカフェはコロナ禍で破綻。花屋のバイトと夜の仕事を掛け持ちするも家計は苦しく、息子はいじめにあっている。傷つきながらも、自身の信念の中でたくましく生きる母親・田中良子(尾野)の生き様を描く。

 尾野は、本作が4年ぶりの実写映画単独主演。目にうっすら涙を浮かべて「こんなに公開がうれしいと思えるのは、何年ぶりだろうと思うくらい、感動しています」とあいさつした。

 政府の非常事態宣言の発出に伴い、東京の大規模映画館は閉館を継続中。石井監督は「今作るべき映画だと思った。色々こういう状況ですけど、公開すべき映画だと思った。東京ではこういう舞台あいさつができない。色んな矛盾と、納得できない、あるいは納得できるルールも含めて、こんなに感情がこんなに交錯した舞台あいさつは人生で生まれて初めて」と胸中を明かした。

 尾野は、コロナ禍における本作の撮影を振り返り、人生観が「完全に変わったと思う」とキッパリ。「目に見えて変わることはないでしょうけど、片山さんや和田くんと芝居をしていく度、皆さんが全力で来てくれるからか、『芝居ってありがたいな。監督ってこんなにありがたいもんやったんや』とすごくキラキラした。自分がここにいることの意味とか色んなことが納得できた。すごく幸せ。ある意味コロナにも感謝しないといけない。嫌いですけどね。アホみたいに嫌いやけどね!コロナなんて! でも、こうやって(本作で関わった人々などに)出会わしてくれたことに感謝しかない」と話した。

 最後のあいさつで尾野は「この映画は私にとって最高の映画です。もう…コロナ関係なく言います。劇場で見てほしいんです。怒られるかもしれないけど、皆さんと、手と手を取り合って見に来てほしいんです。それくらい皆で命を賭けて撮った作品です」と言いながら号泣。首まで涙をこぼした。

 続けて「こんな状況で、やりにくい世の中で、私たちの仕事はもうできないかもしれないと恐怖が襲ってきた。でも、今こうやって皆とこういう作品を伝えなければいけないと、それは私たちの使命だと思った。皆で、スタッフも出演者も監督もお金を集めてきてくれた人も、場所を貸してくれた人も皆、命懸けでやりました。こんな最高の作品はありません。ぜひ、ぜひぜひ劇場で見ていただきたい。そういう気持ちで作りました。泣いてすみません。でも、皆さんが笑ってこの劇場に来てくださるようずっと祈ってます。コロナに負けるな。がんばろう。がんばろうね」と熱弁した。

 映画『茜色に焼かれる』は、5月21日より全国公開。

この記事の写真を見る

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る