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妻夫木聡&蒼井優が夫婦役に “生体解剖”に隠された真相を描く終戦ドラマ8月放送

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ドラマ『しかたなかったと言うてはいかんのです』に出演する(左から)妻夫木聡、蒼井優
ドラマ『しかたなかったと言うてはいかんのです』に出演する(左から)妻夫木聡、蒼井優

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辻萬長

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 俳優の妻夫木聡と女優の蒼井優が夫婦役で出演する、太平洋戦争末期に行われた「生体解剖」を題材にした終戦ドラマ『しかたなかったと言うてはいかんのです』が、NHK総合にて8月13日22時に放送されることが決まった。

【写真】妻夫木聡、蒼井優らドラマ『しかたなかったと言うてはいかんのです』キャスト陣

 本作は、太平洋戦争末期に教授の指示のもと捕虜の実験手術を手伝い、終戦後に戦犯として死刑判決を受けて自分自身と向き合う医師と、その判決に異議を唱え公正な裁きを求めて奔走する彼の妻を通して、人間の狂気と正気を描き出すヒューマンサスペンス。妻夫木が主人公の医師・鳥居太一役を、蒼井が太一の妻・房子を演じる。2人のほか、永山絢斗、鶴見辰吾、山西惇、辻萬長、中原丈雄、若村麻由美らが出演する。

 1945年5月。西部帝国大学医学部助教授の鳥居太一(妻夫木)は、教授の指示のもと米兵捕虜の手術を手伝うが、それは人体実験手術であった。太一は教授に恐ろしい手術の中止を進言するが却下され、8名の捕虜が死亡。終戦後、戦犯裁判で死刑判決を受けた太一は、凶行を止められなかった自分と向き合うことになる。

 一方、太一の妻・房子(蒼井)は、裁判の中でゆがめられた真実を明らかにし、事件の首謀者にされた夫を死刑から救おうと奔走。房子の必死の思いと、死刑囚たちとの新たな出会いによって、太一は目を背けていた本当の罪に気づいていく…。

 本作への出演にあたり、主演の妻夫木は「“自らの責めは自らが負わねばならない”罪とは何か、生きるとは何か、ひたすらに自分と向き合い続ける日々です。人間は愚かな生き物であります。しかし、誰かを思いやる温かい心になれるのもまた人間です。人としてあるべき姿とは何か、今一度この時代に問いかけられているような気が致します。時代や環境が変われど、一つ一つの命の重みに変わりはありません。作品を通じて、命の尊さを感じて頂ければ幸いです」とコメント。

 房子役の蒼井は「胸が締め付けられるようなシーンがたくさんありますが、妻夫木さんが演じられる太一を信じ、最後の最後まで丁寧に演じて行けたらと思っています。タイトルに見合う作品になることを期待しながら、精一杯頑張ります」と語っている。

 終戦ドラマ『しかたなかったと言うてはいかんのです』は、NHK総合にて8月13日22時放送。

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