金ロー、7.2より細田守SP『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』『サマーウォーズ』
細田守監督のアニメ映画最新作『竜とそばかすの姫』の7月16日公開を記念し、『金曜ロードショー』(日本テレビ系/毎週金曜21時)では7月2日から「3週連続 細田守SP」と銘打ち、『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』『サマーウォーズ』の3作品を放送する。
【写真】金曜ロードショーで放送される『バケモノの子』『サマーウォーズ』ビジュアル
7月2日は『おおかみこどもの雨と雪』を放送。『時をかける少女』『サマーウォーズ』に続き、細田監督の名を世界に知らしめたヒット作で、スタジオ地図設立後初めての作品だ。大学生の花は“おおかみおとこ”と恋に落ち、やがて生まれた姉弟は「人間とおおかみ」のふたつの顔を持つ《おおかみこども》だった。豊かな自然に囲まれた田舎町に移り住んだ母と子の、13年間にわたる物語。たくさんの里の人たちに見守られながら、手探りで子育てに奮闘する花。周りとは違う自分に戸惑いながら成長していく雪と雨。それぞれの葛藤と成長が描かれる。
7月9日は、2015年公開の邦画No.1興行収入を記録し、細田監督作品最大のヒット作となった新冒険活劇『バケモノの子』。東京・渋谷とバケモノが暮らす異世界“渋天街”を舞台に、孤独な少年・九太と、暴れん坊のバケモノ・熊徹のちょっと変わった「親子の絆」を描く。家族は細田監督が描き続ける大きなテーマのひとつだが、本作でも“新しい家族の形”が描かれる。熊徹役の役所広司、九太役の染谷将太は、『竜とそばかすの姫』にも出演が決定している。
『竜とそばかすの姫』の公開日となる7月16日は『サマーウォーズ』を放送。ちょっと気弱な男子高校生が、憧れの先輩とその大家族とともに、“愛”と“絆”を武器に世界の危機に立ち向かう。公開から12年が経った現在は、まさに仮想世界<OZ>の設定に現実が近づいてきたと言える。作中では「ネットの中だからって何でもやっていいと思ったら大間違いだ!」という、今の時代にこそ響くセリフも出てくる。また、『竜とそばかすの姫』の<U>と呼ばれる仮想世界も、本作の<OZ>に似ていると話題になっている。
細田監督は、これら3作品と最新作との関連性について、「今回の作品は、いろんな過去作品の連続性上にある、と考えています。一番大きいのは、『サマーウォーズ』、インターネット世界が舞台、という大きな共通点があります。『おおかみこどもの雨と雪』とも親子の話であるという接点がありますし、『バケモノの子』の「擬似家族」というテーマ性とも共通点がある。その意味でも3本のチョイスは素晴らしいラインナップだと思います」とコメントしている。
アニメ映画『おおかみこどもの雨と雪』は7月2日、『バケモノの子』は同9日、『サマーウォーズ』は同16日、『金曜ロードショー』にて放送。