小芝風花、初共演の松本潤は“兄貴肌”「松本さんの存在で撮影現場全体が活気づいている」

松本潤主演の日曜劇場『19番目のカルテ』(TBS系)が7月13日よりスタートする。今回、本作で正義感の強い実直な整形外科の新米医師・滝野みずきを演じる小芝風花にインタビュー。日曜劇場初出演となる小芝がどんな思いを持って滝野を演じているのか。初共演となる松本の印象などを語ってもらった。
【写真】小芝風花、真っすぐな“滝野”を熱演 『19番目のカルテ』場面写真
◆真っすぐで葛藤する滝野をどう演じるか
本作は、病気を診るだけでなく、心や生活背景をもとに患者にとっての最善を見つけ出し、生き方そのものに手を差し伸べる19番目の新領域・総合診療医を描く新しいヒューマン医療エンターテインメントだ。
原作は「しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~」などの作画を手掛ける富士屋カツヒトによる連載漫画「19番目のカルテ 徳重晃の問診」(ゼノンコミックス/コアミックス)。脚本は、『コウノドリ』シリーズ(TBS系)の坪田文が手掛ける。
――日曜劇場にこれまで抱いていたイメージと、出演が決まった時の心境を教えてください。
小芝:どの作品も話題になっている放送枠なので、「いつか日曜劇場に出演できたらうれしいな」と思っていました。今回、出演が決まって本当にうれしかったですし、撮影現場にいられることに喜びを感じます。絶賛撮影中なので、暑さに負けないように体調に気をつけながら、皆さんにしっかり付いていきたいと思っています。
――原作や脚本を読んで、どんな印象を持ちましたか?
小芝:医療ドラマってたくさんありますが、この作品は天才ドクターが出てきたり、難しい手術があったり、というタイプではないんです。患者さんと対話して、病気を治すだけではなく、患者さんのこれからの人生にまで寄り添っていくという物語。そういうスタンスがすごく新鮮で、読んでいて心が温かくなりました。
日曜劇場『19番目のカルテ』場面写真 (C)TBSスパークル/TBS
――演じられる滝野をどんな人物だと捉えていますか?
小芝:真っすぐで、「なんでも治せるお医者さんになりたい」という思いを持って医師になった人です。ですが、現実は理想通りにはいかなくて…。特に魚虎総合病院のような大きな病院では、1人1人に時間をかけることができない中、多くの患者さんを診察しなくてはならない。そんな状況に、「あれ、自分が目指していたのは、こういうお医者さんだったのかな?」と葛藤しているところがある人だと思います。
――役作りのために準備されたことはありますか?
小芝:原作にもある通り滝野は柔道をやっていたという設定があって、監督から「スポ根っぽさを出してほしい」というリクエストがあったんです。そこで私のイメージですが、柔道をやっている方は体幹がしっかりしている印象があったので、動きや走り方にそういう雰囲気が出せたらと思って、今は体幹トレーニングを頑張っています。
――走り方などにも変化はありましたか?
小芝:はい、肩まわりがブレないように心がけるようになりました。姿勢も、背中が丸くならないようにちょっと意識して立ってみたりしています。