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のん脚本・監督・主演映画『Ribbon』、山下リオ&渡辺大知の出演決定

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映画『Ribbon』脚本・監督・主演を務めるのんの場面写真
映画『Ribbon』脚本・監督・主演を務めるのんの場面写真(C)「Ribbon」フィルムパートナーズ

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 女優ののんが脚本・監督・主演を務める映画『Ribbon』に、女優の山下リオと俳優の渡辺大知が出演することが決定した。山下はのん演じる主人公の親友役、渡辺は主人公が近所の公演で何度も出会う不思議な男を演じる。

【写真】映画『Ribbon』に出演する山下リオ、渡辺大知の場面写真

 監督・のんによる初の劇場長編作品となる映画『Ribbon』は、コロナ禍により未来を奪われた美大生の再生の物語。表現の術を奪われ、自分のやるべきことを見つけだせずに葛藤するのん演じる美大生・いつかが、鬱屈とした現状を持ち前のパワーで痛快に打破していく姿を描く。のんが監督を務めるのは、YouTubeオリジナル作品『おちをつけなんせ』(2019)に続き、本作が2作目。特撮を、『シン・ゴジラ』の監督・特技監督の樋口真嗣と、准監督・特技統括の尾上克郎という豪華タッグが務めている。

 コロナ禍の2020年。いつか(のん)が通う美術大学でも、その影響は例外なく、卒業制作展が中止となった。悲しむ間もなく、作品を持ち帰ることになったいつか。いろいろな感情が渦巻いて、何も手につかない。心配してくれる父や母とも衝突してしまう。妹のまいもコロナに過剰反応。普段は冷静な親友の平井もイライラを募らせている。こんなことではいけない。絵を描くことに夢中になったきっかけをくれた友人との再会、平井との本音の衝突により、いつかの心が動く。未来をこじ開けられるのは、自分しかいない―。

 山下が演じるのは、いつかの親友で、冷静な言葉とは裏腹に、熱い気持ちを持った美大生・平井役。のんと山下は、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』(2013年)でも共演した仲で、のんは平井役に山下をイメージしてこの脚本を書いたと言うほど。

 のんは山下について、「平井という役は、主人公にとって憧れのかっこいい友達というイメージです。リオさんは私の中でかっこいい友達にぴったりだったし、激しい感情を持っていながら素直に表現しない平井のぐらぐらした複雑な感じを、魅力的に演じてくれました!」とコメントした。

 一方、渡辺がふんするのは、いつかが近所の公園で何度も出会う不思議な男。独特な存在感で物語を魅力的に盛り上げる存在となる。のんは渡辺について、「渡辺さんの自然体なのにファンタジーな存在感が『Ribbon』の世界観に溶け込んでいました。渡辺さんのおかげで、キャラクターが鮮やかな魅力を持ったと思っています」と評している。

 映画『Ribbon』は2022年公開。

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