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宮本佳林、Juice=Juice卒業後初・“聖地”中野サンプラザで単独ライブを開催

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Juice=Juice卒業後初の中野サンプラザ・ソロ公演を開催した宮本佳林
Juice=Juice卒業後初の中野サンプラザ・ソロ公演を開催した宮本佳林

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 昨年12月にJuice=Juiceおよびハロー!プロジェクトを卒業した宮本佳林が、19日、東京・中野サンプラザでソロライブ「宮本佳林 LIVE 2021 春~アマリリス~」を開催。約1000人のファンが集結した。

【写真】Juice=Juice卒業後初 宮本佳林が“聖地”中野サンプラザで単独ライブを開催

 今回のライブは、緊急事態宣言の影響で5月から開催が延期されていた振替公演。タイトルには“輝くばかりの美しさ”という花言葉を有するアマリリスの名が掲げられ、宮本にとってはグループ卒業以来、中野サンプラザで初めて開くソロライブとなった。

 宮本のイメージカラーであるブドウ色のペンライトの光が観客席を満たす中、ステージの緞帳が上がり、宮本が花束を拾い上げる一幕からライブはスタート。疾走感のある「若者ブランド」でソロアーティスト・宮本佳林としての存在感を見せると、続いてはJuice=Juiceが4月にリリースしたシュガー・ベイブのカバー曲「DOWN TOWN」で軽やかな手拍子に包まれながらパフォーマンスを楽しんでみせた。

 3曲目ではハロプロ研修生ユニットもダンス&コーラスに加わり、「Vivid Midnight」では小気味好いフェイクを交えて会場の温度を上げていく。観客席いっぱいのファンに向き合いながら宮本は「この感謝の気持ちをパフォーマンスを通して伝えていきます!」と話す

 熱を切らさず突入したカバー曲ブロックでは、Juice=Juice時代にカバーしたKANの「ポップミュージック」をゴージャスに歌い上げ、さらに森高千里の「やっちまいな」をカバー。さらに「この日のために準備してきました」と新曲を2曲。切ない中にも振り付けで一瞬激しさを見せる「愛してるの言葉だけで」、大人な歌詞にシティバラード調のメロディが合う「優柔不断だね、Guilty」を続けて披露した。

 「ずっと歌ってみたいなと思っていたんですが、一人では息継ぎが間に合わない曲でした」という紹介からハロプロ研修生ユニットを再度迎えて披露したのは「誤爆 ~We Can't Go Back~」。宮本本人が語ったとおり息継ぎが続かないパートは研修生ユニットにも歌割りが振られ、この曲に関してはフォーメーションも必ず宮本がセンターというわけではない。宮本が自身のライブでソロならではの表現とグループならではの表現をテンポよく織り交ぜてくる姿には、宮本の“見せたいパフォーマンス”に対する視野の広さが垣間見えた。

 さらに「禁断少女」では会場も手振りを合わせ、揺れるペンライトの光もパフォーマンスの一部になっているかのような光景で盛り上げる。研修生ユニットが2曲を披露したあと、ライブは後半へと突入。

 ダンスブロックでは、ミニテーブルに生けられたアマリリスの花とステージにおちる一束の光の下で宮本が一人踊るというストイックな演出が観客を惹きつける。そこから「少女 K」でアーティストとしてのハングリーな姿を演じきる姿には、思わず見惚れるような緊張感と美しさがあった。

 畳み掛けるようにドラマチックな「風に吹かれて」から、EDMのきいた「タメライ」をクールに歌い上げる。太陽とシスコムーン曲「ガタメキラ」でのコブシのきいたパワフルな歌唱から「プラトニック・プラネット」、そしてロックナンバー「どうして僕らにはやる気がないのか」と、隅々まで研ぎ澄まされたノンストップ・パフォーマンスで本編は締めくくられた。

 アンコールでは、会場へ宮本の声によるアナウンスが流れ、ここまでの道のりを振り返る感慨深い時間に。そんな空気から宮本がステージに登場し、弾むような前向きナンバー「落ちこぼれのガラクタだって」で会場を明るく照らした。

 最後に、秋の単独ライブの開催が決定し、9月4日に大阪・NHK大阪ホール、9月20日に東京・中野サンプラザの2公演が行われることが発表された。


「宮本佳林 LIVE 2021 春~アマリリス~」
2021年6月19日(土)東京・中野サンプラザ セットリスト

1. 若者ブランド
2. DOWN TOWN
3. Vivid Midnight
4. ポップミュージック
5. やっちまいな
6. 愛してるの言葉だけで
7. 優柔不断だね、Guilty
8. 誤爆 ~We Can't Go Back~
9. 禁断少女
10. ミステイク(ハロプロ研修生ユニット)
11. 悪いヒト(ハロプロ研修生ユニット)
【DANCE TRACK】
12. 少女 K
13. 風に吹かれて
14. タメライ
15. ガタメキラ
16. プラトニック・プラネット
17. どうして僕らにはやる気がないのか
~アンコール~
18. 落ちこぼれのガラクタだって

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