佐藤健、『竜とそばかすの姫』竜役で出演 声バレにヒヤヒヤ「どっからどう聞いても俺」
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佐藤健が6日、都内で開催されたアニメーション映画『竜とそばかすの姫』完成報告会見に中村佳穂、成田凌、染谷将太、玉城ティナ、細田守監督と共に出席。会見内で佐藤は、作中の重要キャラクターである竜役で出演していることが発表され、「やっと言える」と喜びをあらわにした。
【写真】『竜とそばかすの姫』出演を喜ぶ佐藤健、全身ショット
本作は、インターネットの世界を舞台に、世界の片隅で自分を失ってしまった少女が開く新しい扉、未知との遭遇、成長していく姿をリアル×ファンタジーを通じ描いた物語。主人公・すず/ベルの2役を中村が演じる。
竜役を演じていることが発表された佐藤は「やっと言えるということで、うれしいです」とにっこり。すでに公開されている予告編を見ながら、竜の声が自分だとバレないかヒヤヒヤしていたとも明かし「僕は自分の声なので『うわ~どっからどう聞いても俺じゃん…』って思いながら、バレないかな? って」と告白。竜役に関しては「本当に難しい役ですし、普段とは違うアフレコという作業なので、どうしていいのかわからなくて難しかったですね」と振り返った。
主人公を演じた中村は、声優を務めたことに関して「『まさか私が!?』って。本当に主人公なったような気持ちでびっくりしました」と笑顔。完成した作品は昨日見たばかりだそうで、感想を聞かれると「製作途中にたくさん見させていただいたんですけど、音楽や音圧の部分からみんなでこだわってきたり、CGがだんだん完成していく様子…すべてがエネルギーを持って、すごい! 圧倒的! という気持ちになりました」と声を弾ませた。
これまでにもインターネットを舞台にした世界を描いてきた細田監督は、インターネットの世界そのものがまだ25年ほどしか経っていないと話し「その中でこれだけインターネットの世界と現実の関係性を映画にしてきたということでいえば、世界の監督の中でも僕はかなり特別な存在というか。しかもインターネットを肯定的に描く監督としてはおそらく世界で僕ひとりだと思いますので、非常にそこはがんばって表現していきたいなと思っているところです」と胸を張った。
また、本作のモチーフについて細田監督は「今回は、1番最初の発想が『インターネットの世界で美女と野獣をやったらどういうことになるか』ということでした」と告白。インターネットも野獣も二面性を持つと語り「18世紀のフランスの物語の『美女と野獣』が現代の日本でインターネットを介して表現出来たらどんな恋物語になるのか、ということが発想の原点」と明かした。
アニメ映画『竜とそばかすの姫』は、7月16日より全国公開。