『そして、バトンは渡された』石原さとみ「私は最低の母親」 家族の嘘と秘密を描く本予告公開
女優の永野芽郁が主演を務め、俳優の田中圭と女優の石原さとみが共演する映画『そして、バトンは渡された』より、実の親子ではない2つの家族の命を懸けたうそと秘密を描く本予告が、ポスタービジュアルと共に解禁された。
【動画】叫ぶ永野芽郁と涙を流す稲垣来泉 『そして、バトンは渡された』本予告映像
本屋大賞を受賞し、累計発行部数90万部を突破した瀬尾まいこの同名小説を映画化する本作は、血のつながらない〈父と娘〉と〈母と娘〉の2つの家族の物語。監督は前田哲。
原作の大ファンという永野が、名字が4回も変わる数奇な人生をポジティブに捉えながらも、人知れず不安や葛藤を持ち合わせている主人公・優子を繊細に演じる。田中は、優子の血のつながらない父親・森宮さん役。石原は、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女性・梨花役で、初の母親役を演じる。
本予告は、森宮さんと優子の楽しそうな日常、梨花とみぃたんが結婚式で笑顔で見つめ合う姿など、血のつながらない〈父と娘〉と〈母と娘〉の愛情にあふれた様子が描かれるが、実の親子ではない2つの家族には命を懸けたうそと秘密があったことが明かされる。
梨花は「ごめんね、みぃたん。私は最低の母親でした」という言葉を置いて、みぃたんの前から消えてしまう。そして森宮さんが「実はさ…」と神妙な面持ちで話し始める衝撃の告白に、「え…」と驚きを隠せない表情をみせる優子。
クライマックスでは、「なんで気づいてあげられなかったの」と感情を押さえられず森宮さんに叫ぶ優子に、大粒の涙をこぼすみぃたん。父・森宮さんの隠していたこととは一体何なのか…? そして母・梨花が消えた理由とは…? 2つの物語がつながったとき、《命をかけたうそ》と《知ってはいけない秘密》が初めて明らかになる。
本作のインスパイアソングに、ピアノロックバンド・SHE’Sの「Chained」に決定。本予告映像の中盤でも流れており、2つの家族の物語をさらにエモーショナルに引き立てる。
ポスタービジュアルでは、森宮さんと優子は何かを考えている表情で、梨花は笑顔でこちらを向いて立っている。一見幸せそうな2つの家族に見えるが、その中で背中を向けて立つみぃたんの姿、その上部に表記されている「あなたに、伝えておかなければいけないことがー」というコピーが異彩を放つ。こちらも、隠された《うそと秘密》に目を引かれるビジュアルとなっている。
映画『そして、バトンは渡された』は、10月29日より全国公開。