金ロー『風立ちぬ』明日放送 視聴者の声と共にヒロイン・菜穂子の魅力に迫る
『金曜ロードショー』(日本テレビ系/毎週金曜21時)では「3週連続 夏はジブリ」を放送中。第3夜となる8月27日は、宮崎駿監督のアニメ映画『風立ちぬ』が放送される。同番組の企画「あなたの好きなジブリヒロイン」では、本作のヒロイン・里見菜穂子にも視聴者から多くの推薦コメントが寄せられた。
【写真】『風立ちぬ』若い頃の里見菜穂子
本作は、堀辰雄の小説『風立ちぬ』をモチーフに、飛行機作りに情熱を注いだ実在の人物・堀越二郎の半生を大胆な空想を交えて描く、宮崎監督の思いが詰まった作品だ。
かつて、日本で戦争があった。大正から昭和へ、1920年代の日本は、不景気と貧乏、病気、そして大震災と、まことに生きるのに辛い時代だった。そして、日本は戦争へ突入していった。当時の若者たちは、そんな時代をどう生きたのか? イタリアのカプローニへの時空を超えた尊敬と友情、薄幸の少女・菜穂子との出会いと別れ。これは、夢に向かって真っすぐ生きる青年の物語。
菜穂子は、関東大震災時に助けられた二郎にほのかな恋心を抱き続け、その後結婚する本作のヒロイン。結核を患いながらも健やかに生きようとする姿が多くの視聴者の胸を打った。
菜穂子を好きな理由として、視聴者からは「病気と戦い二郎と1日1日を大事に生きようとしている」「芯のある心の強い女性だから。愛する人のために自分の痛々しい姿を見せない所に魅力を感じた」「他人を思いやる心を忘れず、女性としてのプライドも忘れずに最後まで生きたところ」「自分の生きたい様に懸命に生きていることがとても強い女性だと思った」「挫折した堀越二郎を設計家として生き返らせ、当時の女性の生き方として美しいと感じたから」など、多くの声が寄せられた。
好きなセリフ・シーンとしては、「二郎と再会し、虹を見ながら『生きているって素敵ですね』というセリフ」「泉のほとりで改めて自己紹介をするシーン」「結婚式の晴れ姿」などさまざまな投稿があったが、最も多かったのが、ラストシーンとそのセリフだった。
アニメ映画『風立ちぬ』は、日本テレビ系『金曜ロードショー』にて、あす8月27日21時放送。