ドゥニ・ヴィルヌーヴ感動 『約ネバ』出水ぽすか描き下ろし『DUNE』特別イラスト
俳優ティモシー・シャラメが主演するドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の最新作『DUNE/デューン 砂の惑星』より、イラストレーター・漫画家の出水ぽすかが本作にインスパイアされて描き下ろした特別イラストが解禁された。
【動画】『DUNE/デューン 砂の惑星』“熱狂・迫力・宿命”3タイプの最新映像
本作は、“未来が視える”能力を持つ青年ポール・アトレイデスの物語。皇帝の命でその惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる、過酷な“砂の惑星デューン”へ移住したことを機にアトレイデス家と宇宙支配を狙う宿敵ハルコンネン家の壮絶な戦いが勃発。父を殺され、復讐(ふくしゅう)そして全宇宙の平和のために、巨大なサンドワームが襲い来るその星で“命を狙われるひとりの青年”ポールが立ち上がる―。
出水の特別イラストでは、全宇宙の未来を託される主人公ポールをはじめとするアトレイデス家のキャラクターだけでなく、宿敵ハルコンネン家、襲い来るサンドワームなどが描かれ、出水の描く美しい世界観と本作が見事なコラボレーションを果たした。
細部までこだわった描き込みと繊細な色彩、ダイナミックかつ生き生きとした動きやキャラクターの表情は、本作の壮大な世界観だけでなく、葛藤や困難を乗り越えてポールが成長していくドラマや人間模様を想起させる。
出水は本作について、「緊迫感あるシーンの連続で息つく暇がありませんでした。異星での文化の違いが生活の端々で不気味に映り、壮大な砂漠の中にも小さな家族の息づかいを感じる物語です」とコメントした。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督もこのイラストに「とても感動しています。キャラクターと映画の精神/スピリットを大切にしつつ、自分のものにしてくれているのが見てわかりますから。重力の使い方や、ドローイングの力学に何か特別なものを感じますし、非常に美しいなと思います。とても詩的ですし。他のアーティストが(自分の作品の)『画』から何かを感じ、自分の作品に落としてくれているというのは、僕にとってもとても感動的なことです」と絶賛している。
一方、本作を一足早く鑑賞した日本のクリエイターたちから絶賛コメントが続々到着。
樋口真嗣監督は「まさかSFでここまで美しく脆く悲しく、そして抗えない運命を謳いあげる時が来ようとは」、山崎貴監督は「本物のDUNEがそこにはあった。僕は2時間半、確かにアラキスに立っていた。そして、その歴史的な瞬間を目撃した」、神山健治監督は「映像が持つ”説得力”が、SF映画ということを忘れさせる。我々は間違いなくデューンに連れて行かれる」とコメントしている。
映画『DUNE/デューン 砂の惑星』は10月15日より全国公開。