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『惡の華』井口昇監督の自主映画『異端の純愛』クラウドファンディングがスタート

映画

 2022年夏公開を目指す井口昇監督の自主映画『異端の純愛』のクラウドファンディングが、10月2日正午スタートした。

【動画】井口昇監督が屈折した男女の愛を描く映画『異端の純愛』特報

 本作は、「上司と部下」「片腕の女性と高校生」「ウェイトレスと客」のそれぞれ秘密を抱えた男女が屈折した愛にたどり着く姿を、3つの物語で描くオムニバス映画。伊藤健太郎・玉城ティナ主演『惡の華』で高い評価を得た井口監督が、『片腕マシンガール』の八代みなせ、『ゾンビアス』の中村有沙と再タッグを組み、自主製作する。11月上旬にクランクイン、2022年4月に完成の予定で、同年7月の海外映画祭出品と同年夏の国内劇場公開を目指す。

 会社員の由実(山本愛莉)は上司の剛(大野大輔)のパワハラを繰り返し受けていた。ある日、由美の背後に「影」のような謎の男が現れて、剛との関係に変化を与えていく(第1話「うずく影」)。

 高校生のキヨシ(岡田佳大)は、喫茶店で美しい女性客・アミ(八代みなせ)と出会う。彼女の肉体的な「秘密」に惹かれたキヨシはアミに翻弄(ほんろう)されていき…(第2話「片腕の花」)。

 食べる事にトラウマを持つ剛(九羽紅緒)は、ウエイトレスの珠子(中村有沙)から食事に誘われる。そこで彼女の「秘密」を知ってしまい、タブーの愛に落ちていく…(第3話「バタイユの食卓」)。

 クラウドファンディングはプラットフォームのMotionGalleryにて10月2日0時より開始。12月13日まで行われる。集まった資金は、映画撮影の撮影現場の実費として使われる。

 井口監督は「近年、漸くLGBTが映画の中で正面切って描かれるようになりましたが、それ以外の『異端な純愛』については未だに語られにくく、僕自身もそういう感覚を持って疎外感の中で生きてきました。しかしコロナ禍になり、様々な価値観や常識が脆くも崩れていく事で、自分でこのプロジェクトを立ち上げる決意をする事が出来ました。愛の孤独に悩める方への救いとなる映画を目指しますので、皆様の応援、ぜひお願いします!!」と呼びかけている。

 映画『異端の純愛』は、2022年夏公開予定。

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