ザ・スミスの名曲が彩る青春音楽映画『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』予告解禁
1980年代にイギリスを席巻したバンド、ザ・スミスの名曲で彩る青春音楽映画『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』が、12月3日より公開されることが決定。特報映像とポスタービジュアルが解禁された。
【動画】ザ・スミスの名曲が彩る! 映画『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』特報
本作は、「ザ・スミスファンによるラジオ局ジャック事件」に着想を得て、『WE ARE X』『JACO[ジャコ]』など数々の音楽ドキュメンタリー映画を手掛けたスティーヴン・キジャックがメガホンをとり映画化。ザ・スミス解散のニュースが駆け巡った1987年9月、5人の若者が自分を探し彷徨う一夜を、バンドの数々の名曲や貴重なインタビュー映像が彩る。
タイトルの「ショップリフターズ」、代表曲の「ゼア・イズ・ア・ライト」「ジス・チャーミング・マン」「心に茨を持つ少年」のほか、ザ・スミスの楽曲20曲以上が全編に散りばめられ、メンバーとの関係や解散について語る若き日のモリッシーの姿を見ることもできる。1980年代のファッションや空気感を見事に再現し、未来への不安と自分を探して彷徨う刹那を描いた、珠玉の青春音楽映画に仕上がっている。
コロラド州、デンバー。スーパーで働くクレオは、大好きなザ・スミス解散のニュースが流れても普段と変わらない日常に傷つき、レコードショップの店員ディーンに「この町の連中に一大事だと分からせたい」と訴える。ディーンはクレオをデートに誘うが、クレオは友達に会いにいってしまう。
1人になったディーンは、地元のヘビメタ専門のラジオ局に行って「ザ・スミスの曲をかけろ」とDJに銃を突きつける。同じ頃、クレオ、ビリー、シーラ、パトリックの仲良し4人組は、パーティーでバカ騒ぎをしながらも、自分自身や将来について思い悩んでいたー。
特報映像は、ザ・スミスが解散したその日、ラジオ局が銃を持った一人の若者に「ザ・スミスの曲をかけろ!」とジャックされ、その状況をDJがリアルタイムで放送するシーンから始まる。パーティーに出かけ友達と騒いでいても、内心では将来への不安で押しつぶされそうな若者たち。そんな中でも“SMITHS FOREVER”と書かれた布を持って集まったファンや、「彼らの曲が僕らを救済する」と語るディーンの姿から、いかにザ・スミスが当時の若者たちの代弁者となり、心の拠り所となっていたかが伝わってくる映像となっている。
ポスタービジュアルは、「あの夜を、永遠に忘れない――」というキャッチコピーとともに、ザ・スミス関連のものにあふれたレコードショップの中で、解散を伝える新聞を手にするディーンを大きく配置したデザイン。下には、それぞれ思いつめたような表情をする若者たちや、ラジオ局DJの姿も並んでいる。
映画『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』は、12月3日より全国公開。