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『漁港の肉子ちゃん』韓国の映画祭で特別賞 審査員長・渡辺歩監督「いいのでしょうか?」

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劇場アニメ『漁港の肉子ちゃん』メインビジュアル
劇場アニメ『漁港の肉子ちゃん』メインビジュアル(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会

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 明石家さんまが企画・プロデュースを手掛けた劇場アニメ『漁港の肉子ちゃん』が、韓国・富川(プチョン)で開催中の第23回富川アニメーション国際映画祭にて特別賞を受賞。渡辺歩監督から喜びのコメントが到着した。

【写真】アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』場面写真

 本作は、直木賞作家・西加奈子による同名ベストセラー小説を原作に、明石家さんまが企画・プロデュースした劇場アニメ。漁港の船に住む2人きりの母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長を描く。『ドラえもん のび太の恐竜2006』『海獣の子供』の渡辺が監督を務め、キャラクターデザイン・総作画監督をスタジオジブリ1期生の小西賢一、脚本を大島里美、アニメーション制作をSTUDIO4℃が担当した。

 1999年に発足した富川アニメーション国際映画祭は、アジアにおける最大規模のアニメーション特化の映画祭の1つで、芸術的に優れたアニメを発掘して魅力を世界中に届ける、アジア最高のコンペティションを有するアニメーション映画祭。今年は10月22日から26日まで開催されている。

 『漁港の肉子ちゃん』が受賞したのは、映画祭での最も人気のあった作品に与えられる「Special Prize by Korean Society of Cartoon & Animation Studies」(特別賞)。昨年の第22回では長編部門でグランプリを受賞した『海獣の子供』の実績を受け、今年は長編部門の審査員長を務めていた渡辺監督。現地で受賞の一報を受け、「審査員としてお招き下さった上に賞まで頂戴できるとは…本当にいいのでしょうか? この熱気溢れるプチョンで肉子を受け入れて下さる意味の大きさと重さは、現地に居る私が強く感じます。世界のアニメーションが交差するこの町で…! カムサハムニダ! プチョン! この映画の故郷が一つ増えました!」と喜びを語っている。

 なお、本作はこれまでに11の海外映画祭で上映され、「第25回ファンタジア国際映画祭」AXIS部門今敏アワード《審査員特別賞》受賞、「スコットランド・ラブズ・アニメーション」《Jury Award (審査員賞)》受賞に続き、今回の富川が3つ目の受賞となる。

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