前田敦子、“ヒモ男”菊池風磨とのダメ恋愛に沼る 根本宗子『もっと超越した所へ。』映画化
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劇作家・根本宗子の作・演出・出演で2015年に東京・下北沢のザ・スズナリにて上演された舞台『もっと超越した所へ。』が、前田敦子の主演、菊池風磨の共演で映画化され、2022年に全国公開されることが決まった。
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ダメ男を引きよせる女たちの恋愛模様を描く本作。前田がダメ恋愛体質の主人公・真知子役、菊池が“ヒモ男”怜人役を演じる。脚本は舞台と同じく根本が手がけ、監督をWOWOWドラマ『グラップラー刃牙はBLではないかと考え続けた乙女の記録ッッ』の山岸聖太が務める。
このほかの出演は、元子役のバラエティータレント・鈴役に趣里。鈴と同棲生活を送る富役に千葉雄大。金髪ギャル・美和役に伊藤万理華。美和のハイテンションな彼氏・泰造役にロックバンド「OKAMOTO’S」のオカモトレイジ。子持ちの風俗嬢・七瀬役に黒川芽以。七瀬の店に通うプライドの高い元子役・慎太郎役に三浦貴大。
主人公・真知子を演じる前田は、役どころについて「しっかりと自立していて、でもちょっとかわいいダメな男の子を引き受けちゃう姉御肌な女の子。女子のフラットな部分を持っているキャラクターなので、多くの方々に共感してもらえると思います」と話す。
前田はまた、「もともと根本さんの舞台や世界観が好きだったので、その代表作の一本が初めて映画化されるということがまず嬉しかったです」と語り、「恋愛は一生続いていくものなので、観る歳によって作品の見方が全然変わる気がします。自分が10年後に観たらどういう風に思うんだろうという楽しみもあります」と作品の仕上がりに期待を寄せた。
一方、バンドマン志望でライブ配信の投げ銭で生計を立てている怜人を演じた菊池は、7年ぶりの映画出演に「映画の撮影現場は久しぶりだったので、どんな感じなんだろうと戸惑いもありました」と撮影を振り返る。また、自身が演じた怜人について、「甘えるのが上手で、強く束縛する怜人は僕自身とは全く真逆です」と語っている。
脚本の根本は「23歳〜26歳って狂ったように演劇の脚本を毎月書き続けていた時期で、中でもこの『超越』は演劇の力、役者の力を信じて物凄い熱量で上演した作品だったので、時を経て映画化のお話をいただき、改めてこの作品に今の自分が言葉を書き加える作業は当時の自分との戦いのような時間でした。そんな時間を過ごさせてもらえたこと、作家として大変幸せでした。皆さんが思う『ダメ恋愛もの』とはかなり異なった作品だと思いますので、是非この感情のジェットコースターに乗っていただきたいです」とコメントしている。
映画『もっと超越した所へ。』は、2022年全国公開。