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『犬王』湯浅政明監督、アニメ×音楽の素晴らしさを語る「もっと踊ってもらいたい」

アニメ

第34回東京国際映画祭 『犬王』ジャパンプレミアに登場した湯浅政明監督
第34回東京国際映画祭 『犬王』ジャパンプレミアに登場した湯浅政明監督(C)2021 “INU‐OH” Film Partners

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 第34回東京国際映画祭にて11月3日、ジャパニーズ・アニメーション部門に正式出品されたアニメ映画『犬王』のジャパンプレミア上映が行われた。湯浅政明監督はティーチインで「今の時代に犬王のような明るいキャラクターを見せることで、勇気をもらえるのではないかと思った」と作品に込めた思いを語った。

【写真】松本大洋描き下ろしアートも公開 『犬王』ジャパンプレミアの様子

 本作は、室町の知られざるポップスター【犬王】から生まれた物語を変幻自在のイマジネーションで描くミュージカル・アニメーション。湯浅政明(監督)×野木亜紀子(脚本)×松本大洋(キャラクター原案)×大友良英(音楽)といったクリエイターが集結。古川日出男の小説『平家物語 犬王の巻』を原作に、室町時代に人々を熱狂させた実在の能楽師・犬王と、そのバディである琵琶法師・友魚の友情を描く。

 ジャパンプレミアは、チケットが発売されるやいなや即完売。上映後には大きな拍手が巻き起こり、熱狂の中で湯浅監督が登壇した。

 原作の『平家物語 犬王の巻』について、湯浅監督は「逆境の中で育った犬王と友魚が這い上がろうとしている姿が魅力的だった。室町時代という出自を超えて這い上がっていくことが難しい時代の中で、困難をものともしない犬王の明るさに魅力を感じた。今の時代に犬王のような明るいキャラクターを見せることで、勇気をもらえるのではないかと思った」と話した。

 ヴェネチア国際映画祭のワールドプレミアで上映された際には、2人の主人公が生み出す音楽を“ロックオペラ”と評された本作。湯浅監督は、これまでも自身の作品で音楽的リズムを刻んできた理由を「音楽の根源は、歌って踊って神様に捧げるような興奮がある。だからみんなにもっと踊ってもらいたいという気持ちがある」と解説。「『犬王』でもみんなもっと素直に頭を動かしたり、リズムに乗ったりしてほしい(笑)」と呼びかけ、会場を大いに笑わせた。

 ジャパンプレミアでは、キャラクター原案の松本大洋が新たに描き下ろしたアートも公開された。松本らしい、さながら絵巻物のような流麗なタッチで、犬王と友魚、そして2人を取り巻く人々の物語を表現している。

 アニメ映画『犬王』は、2022年初夏全国公開。

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