ミュージカル『アニー』2022年版アニー役2名が決定 山崎杏さん、山本花帆さんに
丸美屋食品ミュージカル『アニー』の合格者発表と取材会が14日、都内で開催された。主役のアニーには、共に小学4年生の山崎杏(やまざきあん)さんと山本花帆(やまもとかほ)さんが抜てきされ、併せて孤児役12名も選出された。この日は、演出を務める山田和也も出席した。
【写真】アニー役に選ばれ、感激の表情を見せる山崎杏さん、山本花帆さん
本作は、1924年にアメリカで新聞連載がスタートした漫画『ザ・リトル・オーファン・アニー(小さい孤児アニー)』を舞台化したもの。孤児の少女アニーが、夢と希望を抱きながら、懸命に生きていく姿を描く。
合格発表の前に山田は「オーディションはうれしい出会いの連続でした。毎年そうなんだけども、全員とやりたいという気持ちがあります」とコメント。さらに「みんなが重ねてきた努力は『アニー』だけじゃなくて、ほかのさまざまなことに使っていけます。オーディションに参加することで積み重ねたものを、自信を持ってほかのことに使ってくれたらいいな、と思います」と激励の言葉を送った。
役柄が発表されると、合格者たちはうれしそうに大きく返事をしたり、涙を浮かべたりさまざまな表情。アニー役をつかみ取った山崎さんと山本さんは、手を口に当て、驚きながらも喜んでいる様子だった。
アニーに選ばれた今の気持ちを尋ねられると、山崎さんは「今でも全然信じられなくて、最初名前を呼ばれたときは違うかと思って本当にびっくりしました」と告白。山本さんは「呼ばれたときはすごくびっくりして。緊張してたんですけど、うまくオーディションができたし、すごくうれしくて泣いちゃいました」とはにかみ「すごく感動しました。うれしかったです」と喜びを口にした。
2022年公演はアニー生誕100周年となるが、どんなアニーになりたいかという質問に山崎さんは「元気で明るくて、100年ということもあるので今までにない『アニー』という作品を作りたいです」と意気込み。山本さんは「お客さんに『明日からまたがんばろう』と思ってもらえるようなアニーになりたいです」と言葉に力を込めた。
「将来の夢は女優さんですか?」と聞かれると、2人は「はい!」と即答。憧れの女優を山本さんは「葵わかなさん」と答え「ミュージカルでも活躍しているし、テレビでも活躍していらっしゃるからです」とニッコリ。山崎さんはたくさんいる、と話しながらも「中村アンさん」と明かし「“あん”って名前が同じで…それは全然関係ないけど(笑)、モデルとしても活躍されてるし、ドラマでも活躍しているからすごく尊敬しています。憧れています」と声を弾ませた。
丸美屋食品ミュージカル『アニー』は、2022年4月23日〜5月9日まで新国立劇場・中劇場にて上演予定。