岡田准一、衝撃の無精ひげ姿 原田眞人監督最新作で究極のダークヒーローに
俳優の岡田准一が主演を務める原田眞人監督最新作『ヘルドッグス』が、2022年秋に全国公開されることが決定。無精ひげを生やしたワイルドな岡田の姿を写した場面写真と、コメント映像が公開された。
【動画】岡田准一『ヘルドッグス』コメント映像
本作で岡田が演じるのは、正義も感情も捨て、腕っぷし一つでヤクザ組織に潜入しのし上がる元警官・兼高昭吾。兼高は、愛する人が殺される事件を止められなかったというトラウマを抱え、闇に落ち、正義も感情も捨て報復することにのみ生きていた男で、その闇と狂犬っぷりに目をつけた警察組織から、ヤクザ組織への潜入という危険なミッションを強要される。
伸び切った髪、無精ひげに、タンクトップからのぞく肩と腕に広がるトライバルタトゥー。国籍不明なアウトローな雰囲気を醸し出す兼高の姿からは、今まで演じたことのない役柄に挑む岡田の新境地がうかがえる。
監督・脚本は、『関ヶ原』(2017)、『検察側の罪人』(2018)、『燃えよ剣』(2021)などの原田眞人。主演の岡田とは『関ヶ原』『燃えよ剣』に続き3作品目のタッグとなる。岡田は本作でも技闘デザイン(アクション振り付け)を担当し、クランクイン前から原田監督と綿密な打ち合わせを経て、劇中のキャラクターの個性にあったリアルかつ創作的なアクションを振り付けている。
原作は、深町秋生による小説『ヘルドッグス 地獄の犬たち』(角川文庫)。監督自ら、主演に岡田をイメージしながら脚本を執筆し、原田ワールドを作り上げた。
岡田は「撮影中にこれは完成したらどうなるんだろうと、ずっとシビレてました。どこにもあてはまらない、とんでもない作品になる事は間違いないと思います。さすが原田監督! この時代にこの映画がどう観られるのかそれが楽しみです」とコメントを寄せている。
原田監督は「心底カッケー潜入捜査官映画を撮ってやるぞと心に誓い、岡田准一さんに、野獣のごとき鉄拳極道潜入捜査官を演じてもらいたいと熱望し、コロナ禍で苦戦しつつも、ねばりにねばって完成することができました。男たちは美しく滅び、女たちは強く生き抜く、そういう闇の奥の隠し味も是非是非味わってもらいたい、と思っております」としている。
撮影は、4月2日から5月14日にかけて行われた。
映画『ヘルドッグス』は、2022年秋全国公開。