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志村けんさん演じた山田裕貴、「ドリフが蘇ったと思ってもらえるようなドラマになれば」

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ドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』取材会の様子
ドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』取材会の様子 クランクイン!

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加治将樹

 俳優の山田裕貴が14日、都内で開催されたドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』(フジテレビ系/12月27日21時)の取材会に、勝地涼、加治将樹、松本岳、遠藤憲一と登壇。山田が志村さんを演じた今の思いや、劇中で披露したコントについて言及した。

【写真】志村けんさん&加藤茶コンビを演じた山田裕貴と勝地涼など、ドラマ版“ドリフ”メンバーが集結!

 本作は、福田雄一演出で、昨年3月死去した志村さんの半生をドラマ化。志村さんがコメディアンになることを決意してザ・ドリフターズのいかりや長介さんの元を訪れ、1968年、高校卒業間際にバンドのボーヤ(付き人)として携わるところから始まり、見習い時代の修業の日々、そして1974年にメンバーの一員となってから1990年代までの想像を絶するような過酷なスケジュールや、人気の裏に隠された挫折と苦悩、葛藤を描く。

 山田は志村さんを演じた際、気を付けたことを聞かれると、「皆さんの頭や心の中にある志村さんにどれだけ近づけるのかを本当にずっと考えて。喋り方やコントの時のテンポや間など、いろんなことに気を配りました」と打ち明け、「放送の日『ドリフが蘇った』と思ってもらえるようなドラマになればいいし、コロナ禍で苦しんでる人たちの悩みを笑いで吹き飛ばせられたら」と期待。

 また、劇中で共演したダチョウ俱楽部の肥後克広から自身が取っていたカメラの後ろでウロウロ考え抜く行動を「志村さんもその行動を取っていたから安心していい」と言われたと口にし、「志村さんがものすごくストイックに何が面白いかを考え抜いて日々を生きてたのかと気付けて。ドリフのDVDを毎日流して、それ以外の映像を見ない日々を送っていましたが、それくらい集中する感覚が志村さんに近づけていたのかなと、肥後さんの話で思いました」と恐縮気味に振り返っていた。

 勝地は演じた加藤茶について「本当に大好きな方。自分が演じることになって驚きもあって」と明かし、「役者として、モノマネをするのではなくて、“加藤茶さんという生き方”をうまく伝えられるようなお芝居ができたらなと思いました」としみじみと回顧。いかりやさん役の遠藤は、福田監督から「寄せてください」と言われたそうで、「自由自在な作品かと思ったら、普段よりよっぽどきっちり難しいところがありました。けど、みんな顔が違うのにドリフターズに見えて、楽しめる作品になってます」と胸を張った。

 加治が高木ブー役、松本が仲本工事役を演じていて、5人でドリフターズのコントにも挑戦。山田はそれがすごく印象に残っているそうで、「動画を見て、タイミングや配置などを話し合いながらやって」と打ち明け、「もちろん本物にはなれないですけど、皆さんの記憶が蘇るような映像をお届けできるのではないかな」と手応えを感じている様子。

 また、志村さんと加藤茶によるコントを勝地とともに披露しているが、「勝地さんには本当に助けていただきました」と明かすと、勝地も「本当に空き時間に練習して。あの日々が懐かしいですね。全部を終わった時に、僕は山田君の手を掴み、レフリーが勝者の手を挙げるようなことをしていて。自分自身頑張ったつもりでしたが、それぐらい山田くんの頑張りに助けられました」と感謝していた。

 ドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』は、フジテレビ系にて12月27日21時放送。

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