小池栄子、夫役・安田顕は“優しい”と賛辞「大泉洋よりは細かくない」
関連 :
俳優の安田顕と女優の小池栄子が18日、都内で開催された映画『私はいったい、何と闘っているのか』公開記念舞台あいさつに、岡田結実、SWAY(劇団EXILE)、菊池日菜子、李闘士男監督とともに登壇。夫婦役だった安田と小池が共演した感想を明かしたほか、今年の漢字を一字で発表するなどした。
【写真】安田顕、小池栄子、岡田結実が舞台あいさつに登場
つぶやきシローによる同名小説を初めて映画化する本作は、心と体にそっと寄り添う令和の“喜怒哀楽”サプリメント・ムービー。現実と理想はほど遠くとも、日々を地道に戦い続ける、典型的なマイホームパパの伊澤春男(安田)の姿を描く。
前日公開を迎えたが、安田は「父と母は役の大小に関わらず、必ず初日に観てくれます」と打ち明け、「79歳と74歳で体も丈夫じゃない中、うれしかったです」と爽やかな笑み。春男の妻・律子を演じた小池は「律子は不完全な女子。子供を授かって育てていく上で、春男さんや家族の優しさを感じながら1人の女性として成長していきます」と口にし、「子供を育てる母親ってすごいなと、役を通しながら勉強になりました」と感慨深い様子で語った。
理想のタイプの男性を聞かれた小池が、「春男さんみたいに、優しく包み込んでくれる男性がいい。一生懸命で真面目で家族思いで。若い時は顔や身長とか言うけど、年齢を重ねると優しいが一番」と答えると、安田は自身のことを「結構したたかで、優しいとは自分で言えないですね。わがままですし。(妻は)よく結婚してくれたなと思います」としみじみ。
安田と小池は『俺の話は長い』(日本テレビ系)以来、2年ぶり2度目の夫婦役になるが、小池は安田のことを「優しい」と言い、「(現在、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で共演している)大泉洋みたいに細かくないですから。もっとどっしりした大きな愛を感じてました」と断言し、会場は爆笑。それを受けて、安田は「私の発言じゃないですから。小池栄子さんの発言ですからね」とフォローし、小池は「多分(大泉から)文句のメールがくると思いますけど」と言ってさらなる笑いを誘っていた。
また、各キャストが「今年の漢字」を発表する一幕も。安田は「闘」と挙げ、「コロナとも闘ったし、監督の名前も闘士男さんだし」と説明。小池は「穏」としたため、「世の中は大変でしたけども、生活を見直すチャンスにもなって。ここ数年激しかったけど、ちょっとぽっかり空いてすごく穏やかに過ごせました。シンプルになりましたね」とニッコリ。さらに、安田は来年こそ実現したいことを聞かれ、「酒量を減らしたい。あとこの作品がお正月映画としてたくさんの人に観てもらいたい。“ささやかさ”が溢れていて、老若男女の方に愛してもらえる映画だと思う」とアピールした。